大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 城歩き編 第44回 天守の象徴 破風

屋根の端の部分の形を見ると、実にさまざまな形をしていることに気付きます。この屋根の端の部分を「破風」と呼びます。天守は、城の中で一番高い建物ですから、他の建物に比べてみると、たくさんの端が存在していました。そのため、端に設けられた破風が天守の象徴となったのです。

城に天守が築かれるまでは、高い建物と言えば寺に建てられていた「塔」でした。五重塔や三重塔が唯一の高層建築でした。武家政権の最高権力者となった室町3代将軍・足利義満は、「北山大塔(きたやまだいとう)」と呼ばれる七重塔を築き権力を見せつけました。

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