三ツ木城はかつては雑木林となっていて周囲はドブ田に囲まれていたようです。現在周辺は城山公園として整備され、見違えるほど立派になりましたが、肝心の城址は雑木林のままのようです。城山公園と名がついていますが、今 城址に入れば、はたから見るとただの変人に見えるでしょう。そんな状況になっているんですね。
別に今さら失うものもないので、周囲の親子連れの視線を無視して雑草のなかに分け入って城址に入ります。主郭は雑木林となっていますが周囲に土塁が残っています。基本的に単郭で周囲を土塁と堀に囲まれた城址でした。
三ツ木城の城主は平治元年(1159)に右馬充に任じられた足立遠元とされ、平治の乱においては源義朝に従い、源氏が敗れた後は東国にひそみ、源頼朝が挙兵した際に隅田宿へ真っ先に駆けつけたということです。
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