今年最初に訪れた城は埼玉県所沢市の滝の城。
荒川(旧入間川)南の武蔵野台地上、柳瀬川北岸の川からの比高約20mの崖の縁に築かれた城。
当初は15世紀後半の大石氏による築城と聞いていたが、最近では川越城などと共に太田道灌が築いたとの説もある模様。確かに江戸城と川越城を結ぶ川越街道帯に位置。
小田原北条氏の時代には氏照の支城となり、外郭も拡張された模様。秀吉の小田原征伐で落城し廃城となりました。
現在、外郭は住宅地であるものの、内郭エリアは滝の城址公園として整備され、本郭と二の郭は城山神社の境内。
実際に訪れると残存する堀は想像以上に良好。
二の郭へ至る土橋も三の郭へ渡る土橋も横矢が掛かり、馬出から本郭へは引橋が架けられていたとのこと。またその引橋を横から見張るのが本郭櫓台。
内郭はコンパクトながら飽きない迷宮で、僅かに土塁が点在する外郭も回ると滞在時間は約2時間。
1年のスタートに相応しい私の城郭巡りの170城目でした。
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