JR常磐線 赤塚駅から徒歩40分。JR水戸駅北口7番のりば 渡里ゴルフセンター行のバスで「新谷」のバス停で下車し、徒歩5分。
一盛長者伝説地の碑から続く砂利道がお城の入口です。最近の城あるあるで、城跡の広範囲に太陽光パネルが設置されていました。砂利道を進むと、西側の太陽光パネルが敷かれたエリアに土塁があるのが見えます。パネル越しだからなのか、かなり高さのある土塁のように感じられました。砂利道の奥まで進んで行くと主郭跡に至ります。現在は民家になっていて主郭跡の内部には入れませんが、民家の手前には、みごとな空堀と土塁が残されていました。
長者山城は、中世に江戸氏(水戸城主)の家臣 春秋氏が築城したと考えられています。北側には那珂西城(城里町)、戸村城(那珂市)という佐竹氏の城があることから、江戸領と佐竹領との「境目の城」だったと考えられているようです。
周辺の八幡神社の南側には台渡里官衙遺跡群の説明板が設置されています。説明板によると、この地域は、奈良・平安時代の常陸国那賀郡の中心地で官衙(役所)と台渡里廃寺があったようです。台渡里廃寺は飛鳥時代に建てられた寺院みたいです。歴史の古さに驚きましたが、説明板の地図をよくみると、長者山城の主郭もしれっと載っています。これは長者山城の見学者としては嬉しかったですね!!
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