JRいわき駅から本丸跡までは徒歩5分です。JRいわき駅北口の山が磐城平城跡になります。
まず、いわき駅のみどりの窓口の隣にある いわき市総合観光案内所で、磐城平城についてお尋ねしたところ、案内所の方から磐城平城歴史マップをご厚意でいただくことができました。このマップは、城門跡や寺社などの周辺スポットも詳細に書かれているので、磐城平城の見学の際は、案内所での入手を強く推奨します。
駅北口を出ると、左手に磐城平城の説明板、縄張り図が設置されています。
駅からまずは内堀の残る丹後沢公園へ移動。公園内は水堀が残っています。堀に沿って歩いていくと、本丸の高台に上がる木の階段があります。階段を登りきり、つづく坂道を登っていくと中門跡に到着。中門跡には石垣が残存しています。
中門跡を過ぎると、すぐに本丸に到着。本丸ではいわき市による城跡公園の整備工事が実施されていました。2025年公開予定でしたが、調査で遅れ、来年の2026年に完成する予定だそうです。じっくり調査してから万全の状態で公開していただきたいと思います。
工事中の本丸跡から北に進むと、塗師櫓跡があります。ここには道路脇に櫓台の石垣が残存しています。磐城平城の見どころの一つだと思います。
本丸跡周辺を見学後、西に進むと、大手門跡になります。大手門跡は完全に住宅地となっていますが、道路がクランクになっており、名残が残っています。さらに西に進んで行くと、内記曲輪・六間門跡に至ります。六間門は桝形構造で櫓門が置かれていました。こちらの道路も当時の名残でクランクになっています。そして内記曲輪の西には巨大な堀切跡があります。堀底には、国道399号が通っており、水戸城の堀切を連想する巨大な堀切になっています。当時から現在のような状況だったのかは分かりませんが、かなりの規模だったことはうかがえます。
また磐城平城の移築門が市内の県道20号(旧国道6号)沿いの性願寺に移築されています。性願寺そばの松ヶ岡公園には、磐城平藩主で、坂下門外の変でも知られる老中 安藤信正の銅像があります。磐城平城に行った際は、ぜひこの二ヶ所も巡ってみてください!!
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