「城びと」の山形県登録城コンプまで残り24城となっており,とりあえず残り24城の机上事前調査を済ませました。そのうえで,この嘉門館が山形県最高難所の予感がしました。
北側に登城口(鳥居が目印)があり,神社までは難なく行けます。そこから尾根(北の郭)に取り付くまでが難渋します。山城攻城の個性が現れる瞬間でもあります。ロープや鎖など一切ありません。「岩場を直登するストレートコース」がスタンダードと思います(古城盛衰記さんは2度目の攻城でここを選択されていました)。他に「西側の岩場斜面を廻るコース(滑落したら重傷か死亡。城郭放浪記さんは麓からこの斜面をよじり登ったのであろうか…😲)」と,「東側の土の斜面を廻るコース」がありました。とくに道があるわけではありませんので,私なりの表現ととらえてください。
私は1年前にギックリ腰になり,さらに股関節のハマリが悪いことから,岩場を避けることのできる「東側の土の斜面を廻るコース」で尾根(北の郭)を目指しました。真下まで見下ろすことができ,「滑落しても死なないし,這い上がってくればいい」と…。この土の斜面ですが,全くエッジが効かない。落ち葉の層がかなり深い。「熊の足の爪が欲しい…」とマジで思いました。2足歩行では心もとない状況となり,4足歩行に切り換えました。爪を立てる感覚で…。
見どころは,主郭南西部の3重堀切です。これを目にした瞬間,野獣のように遠吠えをしたくなりました…<笑>。
山形県,河島山遺跡以北は攻城済です。そのうえで,嘉門館を超える難所はありませんでした。気になっているのが,沼平館,畑谷城ですが,地元のボランティアの方が整備されているみたいです…。ただ,すでに山城オフシーズンなので,来シーズン以降のレポートになるかと思います。
他の方のレポートも,とても気になります…。
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