長引いた残暑も納まり、やっと秋の攻城シーズンを迎えました。昨日は山形県の北村山地域史研究会が主催する城歩き研修会、「戦国期最上山城の典型 楯岡城跡を歩く」に参加しました。
この地は応永年間に斯波一族が領主となり楯岡氏を名乗り、七代続いた後の文禄4年(1595)に湯沢に移るまで本拠地だったといいます。城は市街地東側の楯山にあり、西楯山に主曲輪、虎口、階段状の曲輪群を、中楯山には中心曲輪、物見台を置きます。両曲輪は二条堀切で分離し、西側は急な崖、東側は多重帯曲輪で守る構造です。
研修会参加者は当初の定員25名を大幅に超過して50人近い人数となり、大手道から登り、西楯山、中楯山を経由して八幡神社側に降りるコースでした。遺構の残り具合もなかなかよいのですが、時節柄草が伸びすぎて、確認できない場所もあり、春先に再度攻城したいと感じました。
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