朝早い時間だと山形新幹線で行くよりも仙台をまわった方が早いとNAVITIMEが教えてくれたので、当日朝、新宿駅の券売機で仙台までの特急券を購入しようとしたところ全席指定で既に満席。結局、山形新幹線、米沢経由で行きました。(しかし到着時間が当初の予定より40分程遅くなり、それが響いてこの日の2城目→3城目の移動が非常に思い出深いものとなってしまいました。それはまた後日)
成沢城は山形駅の隣の蔵王駅から東に2kmの山城です。立派な石鳥居のある八幡神社の登城口から登ると奥社のあるところが本丸となりますが、そちらからは入らずに館山を半周し、樋下口から登城しました。樋下口の前の車道はかつての堀切で、いきなりの感動ポイントでした。
坂道を行くとすぐに、本丸=直進、二の丸=右折、と完全な分かれ道。北面防御の二の丸は副郭なので一城別郭です。本丸広場は高さはそれほどありませんが見晴らしはよかったです。
そして、朝のタイムロスを取り戻すため、最初の分かれ道に戻って二の丸に行き攻城終了とするつもりでいたのですが、二の丸に通じる別の道の案内が立っていたのでそちらに従って行ってみると、思っていたのと違うところに二の丸が出現。さらにまた別の道から本丸に行けるとあったので行ってみると八幡神社の奥社に出ました。迷路です。おもしろいです。登城口もたくさんありました。はじめからこうだったのかリフォームされたのかはわかりませんが楽しくてついつい時間を忘れて長居をしてしまいました。小曲輪のような平場をいくつか確認し、下りは主郭と副郭の分岐(和合)から彼岸花の咲く道を進むと大手口(成沢口)に出ました。伝大手口とは別です。
楽しんでしまったので、午前中に次の目的地の長谷堂城に到着するという計画は頓挫してしまいましたが、あまり出会えないタイプの縄張りを充分に堪能できたので大満足です。
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