仲間たちとの歴史探訪ツアー秋の陣は、秋田県南の横手市・大仙市に。慶応4(1868)年8月、佐竹家支城横手城は戊辰戦争時、奥羽列藩同盟軍(庄内・仙台・松山藩)の攻撃により落城します。今回横手市内では戊辰戦争に関連する場所を訪問しました。
先ず城下から10kmほど北西にある古戦場「耳取合戦跡地」、次に「生の森庄内藩二番隊斥候の地」に。生の森は城下の西6kmほど、高台からはるかに横手城を望むことができました。
その後、市街地に戻りいよいよ横手攻城となります。往時は城代戸村大学とその家臣が籠城していましたが、庄内藩一番大隊が大手口より、同二番大隊が搦手口より攻撃して合戦に及びます。城兵の善戦空しく城に火の手が上がり、戸村大学は脱出し落城します。二ノ丸跡に建つ展望台(昭和40年に建設された三層の模擬天主)には燃え上がる城の姿を描いた「横手攻光景」など絵画も展示されています。
本丸跡には明治12(1879)年11月に戊辰戦争戦没者供養の目的で秋田神社が祀られています。今回訪れて残念だったことに本丸一帯の草が伸び放題、社が大きく壊れていたことです。不思議に思い展望台の職員さんに尋ねたところ、数年前に本丸の樹木が豪雪によって倒れ、社が大きく傷つき修理されていない状況とのこと。この社は本丸の表門を解体した際の木材を使って建立されており、柱には戊辰戦争当時の弾痕が残っており、ぜひ復旧してもらいたいと感じました。
また、市内城西町の城代戸村氏の菩提寺龍昌寺には戊辰戦争戦死者墓所があり線香をあげお参りすることができました。
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