横手城は戦国期には小野寺氏の城でした。このあたりは豊臣の天下の頃から江戸時代まで、領主が良く入れ替わり面倒なのですが佐竹氏の時代に城代が置かれ元和6年(1620)の一国一城令の際にも横手城だけは佐竹義宣の働きかけによって破城を免れたようです。
現在の縄張りは佐竹氏の時代のものらしく模擬天守が二の丸に建っており、城代が置かれた本丸は秋田神社になっています。本丸と二の丸の間に武者溜りがあったようです。小野寺氏の時代、主郭の周囲の切岸には韮を植えて土留めとし、敵が登って来るのを防いだそうです。
(ニラは滑るらしい)
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