かねざわさく

金沢柵

秋田県横手市

別名 : 金沢城
旧国名 : 出羽

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西ノ丸跡
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ぎりょう

中世は大規模な山城に (2024/11/09 訪問)

 横手の三城目は金沢柵と推定されている金沢城跡を訪問しました。ここは御三年の役において源義家と清原武衡・家衡が合戦におよび、兵糧攻めで落城した場所とのこと。比高約90m、東西900m、南北600mという規模の大きな山城跡です。
 金沢柵のイメージで攻城を開始したのですが、現在目にすることができる本丸、二ノ丸、北ノ丸は14世紀後半以降に南部氏・小野寺氏によって中世山城として改変された姿のようです。慶長7(1602)年に佐竹氏が常陸から秋田に入部した折にはここが居城候補にもなったようですが、その後廃城になったそうです。
 今に残る曲輪や堀切などしっかりとした遺構はとても見応えがありました。また前記の北側曲輪群は削平されているのに対し、西ノ丸は自然地形の曲輪であり、より古い時代から使われた遺構のように思われました。金沢柵時代と推定される遺構も発掘されているようですが、短時間の訪問で確認できませんでした。
 城址は現在、金沢公園となり藩主佐竹氏が尊崇した金澤八幡宮が祀られています。近隣の「御三年合戦金沢資料館」を訪問して、情報収集してからの攻城をおすすめします。

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しんちゃん

歴史は古いが構造は戦国期の遺構を残す。 (2021/05/04 訪問)

金沢柵は横手市金沢公園として整備されています。とはいえ、公園とは名ばかりで実態は普通の山城遺構です。後三年の役で源義家に滅ぼされた清原氏の城館とされています。最高所に金沢八幡宮(皮肉ですか)が置かれ、本丸の雰囲気を出していますが二の丸です。二の丸から二段さがった所に駐車場があり、南に西の丸が置かれます。本丸から見て西ということですね。二の丸を中心に東西南北すべてに郭が配され本丸は東に存在します。本丸はかなりの広さがあり、発掘調査では掘立柱建物の痕跡があったそうです。
歴史は古いですが、堀切や土塁など高度な山城の遺構を備えており、戦国期には南部氏や小野寺氏の持ち城となり小野寺氏家臣・金沢権十郎が入っていたようです。

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カズサン

後三年の役の舞台、歴史の重みを感じます (2020/10/26 訪問)

 大鳥井柵を終えて北方向約5km程の金沢柵、後三年合戦金沢資料館を目指す、先に資料館に寄り資料の閲覧と資料入手、20分のビデオを視聴する源義家、清原清衡後の藤原清衡が甦ってきました、小学生時代、叔父、兄が使ってた戦前の絵本日本の歴史の前九年後三年の役の場面が今でも脳裏に残って居り大変懐かしく幼い頃を思い出しました、よく武者絵八幡太郎義家を描いたものです。
 訪問時私一人でしたので親切に資料入手、説明、解説頂きました、金沢柵へ車での登り道を教えて頂き、すぐ東の山が金沢柵の推定地、まだまだ発掘調査進行中の様です。
 車は舗装された林道を登り本丸、二の丸中間地の下に林道を広くして駐車エリアとトイレ完備を利用。

 探訪は納豆発祥の碑の横の階段を登り案内指示板完備されており、他に人は居なく私一人熊ベル鳴らし本丸へ、兵糧倉経由本丸へ、戻って北の丸、北の丸の東の崖、北東の曲輪群、北の丸と二の丸の堀切、二の丸に登る、二の丸は上段に金沢八幡神社が神座、下段が境内、曲輪、駐車エリアに戻り南西方向に西の丸ここは覗き込むだけ、各曲輪とも城塁が高く切岸の様で、狭い所は堀切と大木の杉林の中に静まり返ってる。
 
 配布資料に寄れが後三年の役の時代、中世城館時代の南部氏、小野寺氏の改修など歴史が重層して遺物が埋まってるとの事。
 
 また義家の弟義光の子孫佐竹氏が秋田移封され祖先八幡太郎義家、新羅三郎義光の奮闘の地、大木杉林に囲まれた深窓の地金沢柵の金沢八幡神社を庇護し保全管理され長い歴史の因縁を感じられます。

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dougen

2017.7.16 (2017/07/16 訪問)

六郷城から国道13号で南下し、横手市に入ったあたりにある金沢公園が金沢城址となります。
金沢城は古代城柵の金沢柵の推定地でもありますが、城址としては戦国の山城の遺構です。
金沢公園として整備されていますので、城址散策が楽しめます。

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城郭情報

分類・構造 古代城柵
天守構造 なし
築城主 清原氏
築城年 平安時代後期
主な城主 清原氏、東将監(佐竹氏家臣)
遺構 曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)
再建造物 石碑、説明板
住所 秋田県横手市金沢中野字安本館
問い合わせ先 横手市商工観光部観光おもてなし課
問い合わせ先電話番号 0182-32-2118