門屋城は御嶽神社の鎮座する高台に築かれています。桧木内川と支流である西ノ又沢を天然の守りにし、本丸の西に西館を置き、周囲を深い堀で囲い土塁も残っています。特に本丸と西館の間の堀はかなりの規模で小谷のような雰囲気です。北に中館、北の丸などいくつかの郭があるようですが北の郭の一部まで見て藪が深いので撤退しました。本丸と西館だけでもかなり広さがあり十分見ごたえがありました。
平安時代の安倍頼時の六男・北浦六郎重任の居館とされており、戦国期には戸沢一族の門屋嘉兵衛尉が入り、天正18年(1590)豊臣秀吉の命令で戸沢35城の一つとして破却されたそうです。
+ 続きを読む