3年前に初めて訪れた際にその別世界ぶりにすっかりはまってしまっていました。今回は旧柳之御所資料館がリニューアルされた「平泉世界遺産ガイダンスセンター」入館を楽しみに行きました。
金ヶ崎から電車移動した平泉駅でレンタサイクルを借りることも考えていたのですが、行列ができていたので歩くことに。伽羅御所推定地を通って向かいました。前回こちら(南)側は整備中で少ししか入れなかったので、完成した巨大な堀跡に思わず感嘆の声を上げてしまいました。秀衡時代の堀跡を復元した区画は全体のほんの一部ですが、丁寧な説明板を読みながら歩いているとイメージがどんどん膨らんできました。
ガイダンスセンターはとてもスタイリッシュな建物です。シンプルさと重厚さを兼ね備えた外観は風景とも違和感なくマッチ。まだ新しい館内は設備も最新で、半円筒形のプロローグシアター、奥州藤原氏デジタル絵巻、ジオラマや出土品、模型や再現品など、文字解説だけでなく様々な方法で平泉の歴史を学ぶことができました。写真撮影もほぼOK、入館も音声ガイドの貸し出しもすべて無料です。つまりとても感動しました。
ガイダンス施設を出たあと史跡公園内をぐるっとまわって再現された施設を見て、無量光院跡、高館義経堂を経て中尊寺に向かいました。義経の最期の地である高館義経堂は11/21~3/14まで冬期拝観休止のため階段の下までしか行けませんでしたが、また行く楽しみ(楽しみと言っていいのだろうか?)ができたのでOKです。
1988年からの発掘調査の記録や研究がまとめられた「奥州藤原氏と柳之御所跡」(平泉文化研究会編・吉川弘文館)がとても興味深い内容で大変勉強になりました。
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