頴娃城は伴姓頴娃氏の居城であったと伝わります。
ポルトガル人商人 ジョルジ・アルヴァレスにより宣教師
フランシスコ・ザビエルを介してヨーロッパに最初に紹介された山城と伝わります。
かつては三層五階の建造物(天守と思われる)があったとされるが定かではありません。
いまでこそ主郭以外は藪に覆われ判別がしずらいのですが
土塁や虎口はしっかり残っていて、高い防御能力を備えた
堅固な城塞であったと思われます。
城跡に向かう道は未舗装の林道ですが近くまで来ることが出来ます。
南から北上する方法で城跡を見て回ります。
本郭の南 大堀切が郭を回り込むように続いています。
その次はいきなり本郭を攻めます。ここはきれいに整備されていて問題なく
散策できますが堀切をまたいで2郭を見に行くと、すでに藪に覆われています。
それでも周囲の土塁を確認することが出来ました。
次は虎口と6郭を経由して4郭を見に行きます。
急斜面をよじ登り藪漕ぎしながら侵入。土塁遺構がしっかり残っています。
次は8郭。崖のような斜面を登っていきます。
自分も3000以上の城を回ってきて、山城に直登するようなことをさんざん
やって来ているので、登れそうなところはカンでわかるのですが
はたから見ればただの変態です。
この城は本郭と大堀切を見たら、そのまま退散するのが正解でしょう。
8郭によじ登って扁平地を確認。やはり酷い藪で散策はそれほどできません。
このたびはここで引き上げることにしますが
地元の方が藪を刈って、整備してくれたらまた来るかもしれません。
+ 続きを読む