田中城からの転戦です。登り口付近の路肩(32.912129、130.698996)に路駐しました。登り口の石段から主郭まで100mくらいです。
南北朝時代の天授年間(1375~81年)小野良旨によって築かれたようです。
その後、宗氏が道祖城主として入城しました。
宗氏は託麻郡本山城を預かっていましたが、1455年(康正元年)益城郡の大戦で一族70人が戦死するような奮戦をしたため、時の守護・菊池 為邦が感状とともに山本郡岩野荘151町を授け、道祖城に移らせたそうです。
現在残る道祖城はこのころのものと考えられるようです。
1531年(享禄4年)宗久隆退去という記事をもって道祖城の歴史の幕は下ろされるが、この時期は菊池氏の守護職廃絶の前後であり、道祖城も菊池氏とその運命を共にしたとも考えられるようです。
擁壁に石段の設けられた登り口があり、堀道を登ると、左側に竪堀があります。
さらに竹林の中を登ると横堀・土塁があり虎口を登ると、城山頂上に主郭があり、土塁上に祠があります。
攻城時間は15分くらいでした。本日の城巡りは、ここがラストで本日の宿泊先に向かいました。
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