長い夏季休暇がとれる年だったので、仏ヶ浦をターゲットにして下北半島のツアーに申し込んでいたのですが、2件とも催行中止となってしまいました。よくよく考えてみれば時間がたっぷりあるならば7日間有効の北海道&東日本パスを利用して下北半島に行けば良いわけで、急遽、旅を計画した次第です。しかもツアーでは不可能な青森の城めぐり迄できてしまうなんて将に棚から牡丹餅です。
実家から戻ってきてすぐに東京に向かいまず1泊。次の日は常磐線経由で普通列車を乗り継ぎ八戸に1泊、そして八戸周辺の青森の城めぐりを挙行しました。18日(月)に下北半島の奥まで脚を伸ばすため、17日の泊は、むつ市にとりました。したがって、レンタカーを借り受けた時間は7時間だけ。これで、回れるだけ回るという寸法です。8時に出発してまず向かったのは、田子町の田子城。田子中学校に立派な牛尾館の城址碑といくつかのカラフルな説明板が建っていました。中学校は土日でも部活動をやっていると思われますので、無人のお盆休み中の攻城は、将にベストだったといえそうです。道を挟んで佐々木館もありますが、遺構はこれといって目を引くようなものではありません。この城は、南部信直が少年期から壮年期までを過ごし、南部利直の生誕地という歴史の地というところにものすごく価値があると思います。2004年に高橋克彦の「天を衝く」を読了していたので、とても懐かしく思いました。(自分は、九戸・津軽サイドに肩入れしていたのではありますが。)自分にとって大きな魅力を感じるこの城の初投稿が達成できて感無量であります。なお、田子町はニンニクの生産日本一だそうで、路傍にいくつもニンニクのモニュメントを見かけました。青森県産のニンニクを常備している私にとって忘れられない地となりそうです。
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