肥前鹿島駅から本丸跡まで徒歩10分ほど。バス利用の場合は、鹿島~佐賀間の路線バスが常広城の近くを通っており、最寄りの「乙丸東」バス停から徒歩5分ほどです。
鹿島城(佐賀)を訪問後、肥前鹿島駅周辺で食事をしたあと、食後の散歩がてら常広城跡に行ってきました。
旭ヶ岡公園(鹿島城跡)にある常広城の解説の説明板によると、天正四年に龍造寺氏が鹿島に進出。鍋島信房(鍋島直茂の兄)を鹿島に配置し、常広城を築城させたとされています。江戸時代に入り、佐賀藩初代藩主鍋島勝茂が弟忠茂に鹿島を与え、常広城は佐賀藩の支藩 鹿島藩の藩庁となったようです。しかし常広城は水害を受けやすかったため、江戸幕府や佐賀藩から許可を得て、鹿島城に藩庁を移転したようです。
現在は、本丸跡は鹿島北小学校になっています。鹿島北小の校門脇に説明の石碑が設置されています。小学校の西側の用水路は、かつての常広城の水堀の名残のようです。
周辺には鹿島大明神の社殿があり、すぐそばには公民館があります。公民館には海抜2mの看板がありました。これを見ると、今でも水害の被害を受けやすい場所であることが感じられます。
そして本丸跡から南西に6分ほど歩いた所に願行寺があります。願行寺の山門は常広城の城門と伝えられているようです。こちらも鹿島城と同様、赤門スタイルになっています。
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