四国八十八ヶ所の71番札所弥谷寺をお参りし、登城口から登って行きます。
遍路道でもあり、整備されている登城路です。
しばらく登っていくと段曲輪があり、ここからが城域のようです。
さらに進むと尾根道上に堀切があり、その上に曲輪が。
キルゾーンです。
この曲輪、土塁が隠し砦で広さもありました。
そのすぐ先には犬返しの剣と呼ばれる急坂。
攻め手にはかなりの難所かと。
しかも滑りやすく注意が必要ですね。
さらに進むと石積のあるエリアが見えてきます。
急斜面に石積がへばりつく感じ。
ここまで来ると本郭エリアまでもう少しですが、この日は地元の城友さんのご案内もあったので一本尾根を降りて見ました。
先端部の東側は採石場で削られているため墜落の危険性ありなので近寄らないほうが無難。
ただし明確に曲輪が残っていました。
引き返し主郭へ向かいます。
主郭の手前には巨岩が並び、土塁の役割をしていたそうです。
主郭まででもかなりの達成感を得られますがさらにその先にも見どころが。
堀切です!
石が剥き出しになった深い堀切が設置されていました。
久しぶりに素敵な堀切に出会えた感じです。
旧本丸を経てさらに進むと尾根が続きます。
北の尾根を降りるとここにも見事な段曲輪が。
さらにその先に絶景ポイント!
瀬戸内海の多島美や瀬戸大橋を望むことが出来ました。
結構な時間を天霧城で過ごし、引き返します。
が、ここからも見どころが。
先ほどの堀切から斜面沿いに犬走りが。
こちらから戻ることにしました。が、激細。
足を滑らせると滑落の危険性ありです。
しかも落ち葉で道も明確に見えず。
ゆっくりと進むことにしました。
途中、井戸もあります。なんでここなんでしょう?
今でも水が張っています。
結構長い(と感じられる)タイトな犬走りでした。
見慣れた北関東の山城と比べると土木量や芸術性はありませんが見ごたえのある素敵な山城でした。
書いた通り危険な場所もあるのでそちらへ行かれる場合は弥谷寺での安全祈願をおすすめします。
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