あまぎりじょう

天霧城

香川県仲多度郡

別名 : 雨霧城
旧国名 : 讃岐

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弥谷寺からの登城口
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赤い城

結構ハードな山城 (2023/12/03 訪問)

四国八十八ヶ所の71番札所弥谷寺をお参りし、登城口から登って行きます。
遍路道でもあり、整備されている登城路です。
しばらく登っていくと段曲輪があり、ここからが城域のようです。
さらに進むと尾根道上に堀切があり、その上に曲輪が。
キルゾーンです。
この曲輪、土塁が隠し砦で広さもありました。
そのすぐ先には犬返しの剣と呼ばれる急坂。
攻め手にはかなりの難所かと。
しかも滑りやすく注意が必要ですね。
さらに進むと石積のあるエリアが見えてきます。
急斜面に石積がへばりつく感じ。
ここまで来ると本郭エリアまでもう少しですが、この日は地元の城友さんのご案内もあったので一本尾根を降りて見ました。
先端部の東側は採石場で削られているため墜落の危険性ありなので近寄らないほうが無難。
ただし明確に曲輪が残っていました。
引き返し主郭へ向かいます。
主郭の手前には巨岩が並び、土塁の役割をしていたそうです。
主郭まででもかなりの達成感を得られますがさらにその先にも見どころが。
堀切です!
石が剥き出しになった深い堀切が設置されていました。
久しぶりに素敵な堀切に出会えた感じです。
旧本丸を経てさらに進むと尾根が続きます。
北の尾根を降りるとここにも見事な段曲輪が。
さらにその先に絶景ポイント!
瀬戸内海の多島美や瀬戸大橋を望むことが出来ました。
結構な時間を天霧城で過ごし、引き返します。
が、ここからも見どころが。
先ほどの堀切から斜面沿いに犬走りが。
こちらから戻ることにしました。が、激細。
足を滑らせると滑落の危険性ありです。
しかも落ち葉で道も明確に見えず。
ゆっくりと進むことにしました。
途中、井戸もあります。なんでここなんでしょう?
今でも水が張っています。
結構長い(と感じられる)タイトな犬走りでした。
見慣れた北関東の山城と比べると土木量や芸術性はありませんが見ごたえのある素敵な山城でした。
書いた通り危険な場所もあるのでそちらへ行かれる場合は弥谷寺での安全祈願をおすすめします。

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赤い城

鷺井城 香川県善通寺市 (2023/12/03 訪問)

鷺井神社が城趾ですが駐車場はありません。
神社境内の説明板によると天霧城の砦だったようです。
神社の裏手には土塁が残っています。
なかなか大きな土塁。
その外側が堀跡で多くは畑になっているものの二重になった部分はよくわかります。
この日は朝焼けが綺麗で赤く染まる天霧城を見ることも出来ました。
この後、この日メインの天霧城を攻めたのは言うまでもありません。

「私の兵糧丸」確かにないですね。
熊鈴は四国では不要ですし夏は虫よけと虫刺されですかね。
来春はスズメバチ対策でおにやんま君購入したいです。
効くのかな?

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小城小次郎

城域の真ん中に堀切がある。 (2020/01/25 訪問)

城内最大の枡形門は、主郭部から城内のほぼ中央にある堀切に向けられている。この堀切を境に西が主郭部、東が外郭部と明確に区別されていたのだろう。有力氏族の香川氏だけにこんなところで権威を示していたのではなかろうか。

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todo94

雨中の攻城 (2012/09/29 訪問)

弥谷寺本堂まで足を伸ばしていよいよ天霧城へ。2010年7月、採石場の方から攻めて攻城を断念した曰く付きの城である。道の草刈りはしっかりしてあったが、登城する人は殆どいないと見えて蜘蛛の巣にはずっと悩まされることになった。隠し砦を過ぎると下りになる。鞍部を越えてからが正念場なのだが、ここで道を間違えてしまい時間と体力を大幅にロスしてしまった。石垣の先の本丸に到着すると同時にぽつぽつと雨が落ちてくる。慌てて、二の丸、三の丸へと足を運んで下山したが、途中で本降りとなりびしょ濡れになってしまった。

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城郭情報

分類・構造 山城
天守構造 不明
築城主 香川景則
築城年 正平19年〔南朝〕/貞治3年〔北朝〕(1364)
主な城主 香川氏
廃城年 天正13年(1585)
遺構 曲輪、石垣、堀切、物見台跡、井戸
指定文化財 国史跡(天霧城跡)
再建造物 説明板
住所 香川県仲多度郡多度津町奥白方/善通寺市吉原町
問い合わせ先 香川県教育委員会事務局生涯学習・文化財課
問い合わせ先電話番号 087-832-3787