頂上から西峰への往復のアップダウンを含めれば、蓮華山城攻城のトータルで登った高さは500mを余裕で越えているでしょう。段郭の連なりはこの城一番の見どころのように思います。西峰展望台には、その先の今要害への案内がありましたが、さすがにこれは自重しました。登城でかなり難渋したので帰路は「下山コース案内図」を参考に別ルートをとることにしましたが、これが大失敗。東峰に行ったり戻ったりで全く下山できません。テープの表示に従っても断崖で先に進めず、途方に暮れてしまいました。そして最悪なことにスマホのバッテリー迄、切れてしまって地理院地図もピクミンブルームの花植えの軌跡も見ることができなくなってしまいました。遭難の二文字が頭をよぎります。急な岩場を下りるときに足を滑らせ、木の枝をつかんでぶら下がった折に右の背の肋骨を強打してしまいました。2週間ほどその痛みは引けませんでした。ぬかるみがなかったことだけが救いでしたが、今まで経験した中で最大の困難を味わう攻城となりました。レンタカーの返却はぎりぎりとなってしまい、ガソリンスタンドに寄れず満タン返しができないというありさまでした。「山陰・山陽の名城を歩く」にも載っている城が、こんなに危険でよいのでしょうかとも思います。今まで未投稿だったのも納得の手ごわい城でした。
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