【高瀬城】
<駐車場他>登城口<35.371363, 132.860396>手前道路脇に駐車しました。
<交通手段>車
<見所>曲輪・眺望
<感想>1泊2日尼子十旗攻城の旅4城目。第六の城、高瀬城は戦国時代に尼子氏の重臣の米原氏によって築城されました。宍道湖の南に位置する独立した山城で出雲平野・宍道湖岸を押さえる重要な位置にありました。月山富田城落城後も米原氏は尼子再興軍に加わり戦ったようですが1571年に毛利軍に敗れて高瀬城は落城します。
上記登城口からは1400mの登山となります。中間地点の山の尾根上の平坦部分が三の丸(鉄砲立)になります。狭い尾根上の曲輪で山頂側に自然大石を利用した虎口らしき遺構があります。長い土橋を通り傾斜を登ると城跡の中心部分の駄置場という曲輪に入ります。そこから西側が二の丸(小高瀬)の連郭群、南側が主郭を含む連郭群となります。二の丸は中心に土塁と丸い巨石があります。二の丸から西下段に半月状の広い曲輪が数段あります。駄置場から南側の主要部は山頂が岩場の狭い曲輪なので物見曲輪かと思われます。手前の石垣跡が僅かに残る広い曲輪が主郭かと思いました。山頂部分には岩をコ字状に削った貯蔵庫のような遺構があります。山頂からの眺望は良く、宍道湖や出雲空港のある菱川町の町が見えます。比高の高さ要害ゆえからなのか、城跡の防御設備(堀切・堀)の遺構が表面観察からは見受けられなかった。しかし、尾根に沿って多く削平した曲輪群を楽しみました。いい山城です。
<満足度>◆◆◇
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