ゆうげじょう

夕景城

島根県仁多郡

別名 : 寒峰城、感目城、馬木城、矢筈山城
旧国名 : 出雲

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主郭
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ぴーかる

尼子十旗制覇 (2024/03/30 訪問)

【夕景城】
<駐車場他>前回の投稿と同じ場所に駐車。
<交通手段>車

<見所>曲輪・虎口・居館跡?
<感想>日帰り尼子十旗制覇の旅1城目。前回2月に行って未踏破の反省を踏まえて朝7:30に到着、麓居館跡と思われる平段の遺構には寄らずにすぐ登城を開始しました。登城口は平段の脇を流れる沢が狭くなってジャンプして渡れる場所がありますのでそこを越えて進みます。沢を渡った所から杉が植林整備されていて一帯にも平段曲輪があります。正面に急斜面の尾根が降りてきているのでそこから登ります。登城路ほぼ全般道は無いですが、ほぼ全般植林杉の落葉が堆積してクッション状になって登り易いです。ルートは尾根筋に沿って大きく時計回りに回り込んで登っていく感じです。1時間程登ると東のピークの出丸跡東端に到着します。
 出丸は東側が1段高くなっていて、東の大馬木地区が遥か下に見えます。西側に広めの削平地があります。土居が無く、周囲が急斜面なので結構怖いです。出丸の西側から東側のピークとの大きい山の鞍部があり中心部にこぶのような土塁があります。土塁は地表面が出ていて岩場のようになっているので、当時は前後の谷がもっとV字状に深い岩場の2重堀切のようだったかもしれないことをうかがわせます。
 西側のピークが主要部の曲輪群で山の鞍部から切岸を登ると、南端最上段の主郭に入り込めます。主郭は一部土居で囲み、南端に石塁跡が残る土塁があります。おそらく虎口跡と思われます。主要部は主郭を入れると全部で7段(4~5段目に虎口跡と思われる小さな段を入れると8段)が北に一直線に並んでいて、なかなか圧巻の見応えです。主要部の北7段目に水造の札が木に掛けてあり井戸か水源があるかと斜面を散策しましたが見当たりませんでした。7段目の先は急斜面になっています。
 出丸は笹薮、主要部は灌木と楪の若木が胸辺りまで伸びて密林のようになっています。数年前のサイト城郭放浪記さんの写真より密林化しているので尼子十旗制覇を目指す方は近いうちに攻城した方がいいでしょう。行った山城の中で比高さは最大級でこんな高い所まで敵が攻めてくるのだろうかと思わせる、尼子十旗の中で九番目の城とは思えない堅牢な、ある意味いい城跡でした。車に戻ったらちょうど3時間かかっていました。平段跡も見るのなら半日は取ったほうがいいと思います。
 未整備や積雪に阻まれ苦労しましたが、3度目にしてようやく夕景城(馬木城)を攻略でき嬉しく思います。苦労しただけ達成感は大きい。

<満足度>◆◆◇

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ぴーかる

詰城の踏破ならずも収穫あり (2024/02/24 訪問)

【夕景城】
<駐車場他>北麓の堅田地区から登城しました。<35.111863, 133.044869>から南にどんどん進んで行くと石敷道と東方向に行く分岐があり、その分岐に1台停めれる。
<交通手段>車

<感想>1泊2日尼子十砦の旅ラスト9城目。尼子十旗のラスト1こ、2023/2/26の攻城ならずのリベンジに来ました。昨年来た時から林道が整備されていて上記駐車ポイントから石敷道がかなり奥まで出来ていました。前回は雪もひどくて進めませんでしたが、今回行ってみて結局、熊笹もひどくて雪が無くても全然進めなかったであろう事が分かった。
 石敷道が終わり林道に入ると林道の横に並行して堀があり、その上段に広い削平地があります。大石も数個転がっています。丸太橋を渡り(少し怖い)少し進むとサイト城郭放浪記さんの平段と名付けた曲輪群に着きます。北正面に崩れた石積み遺構があり南の山側に広く連段となっています。手前の方は杉が植林整備されていますが、奥の上段は熊笹が鬱蒼としています。連段の東側は近年改変した道が付けられていますが途中で終わっています。連段の段差に僅かに石積み遺構が見られ、発見したのが東側、沢の方を藪漕ぎして上へ行くと、掘り下げて石組した沢からの取水場のような遺構と曲輪壁の内側を角に切った石垣遺構がありました。これらが遺構であれば麓居館跡だと思います。
 道が無いので詰めの山城の登山口が分からず、平段を藪漕ぎして上へ行ったり、沢を登ってみたりして迷走、時間をロスし、平段の横の沢を渡り、保安林の看板のある所から奥へ進み、尾根が急斜面に迫った場所から登りました。登るにつれて上方が積雪になっていて靴がぐちょぐちょ、雪に阻まれ、時刻が17:00でタイムアップとなり、またもや断念しました。後日、城郭放浪記さんの写真と照合して登山口は合っていそうなので登城の目処はたちました。14:30に到着しましたが、時間も相当かかりそうなので積雪の無い時期、朝一番目に攻めようと反省し、今シーズンのうちに再チャレンジしようかと思います。城びと唯一、尼子十旗をコンプリートされているtodo94さん、2回目の夕景城挑戦でさらりと攻城されておられるのに感服いたしました。
 
 これにてこの旅終了。尼子十砦の城は砦跡らしく、山の尾根や山頂部を僅かに削平しただけの小規模のものが多かった。尾根には堀切がほとんど無く、この地方独特の城郭構造の特徴ではないかという感想を持ちました。投稿としては初投稿、初登城記録合わせて3城できた事は嬉しい。総走行距離控え忘れたが無事帰還しました。

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ぴーかる

攻城ならず‥‥ (2023/02/26 訪問)

【夕景城】
<駐車場他>北東麓の林道手前<35.111913, 133.044942>ポイント奥の道路脇に駐車できる。
<交通手段>車

<感想>1泊2日尼子十旗攻城の旅2日目10城目。馬木城(夕景城)の築城は年代は定かではありまんが、馬来氏によって築かれたといわれます。戦国時代には尼子氏に従い、毛利氏の進攻時に毛利氏に降り、関ヶ原後も防長移封に従ったようです。
 登城ポイントが分からず、ここは城郭放浪記さんのサイトを手掛かりに上記ポイントから南へ林道を進みました。添付写真の林道が笹薮化している場所に残雪が積もりすぎて、ここから沢を横切り山側に移るのですが沢も雪解け水で川のようになり渡れず、3分悩んで断念しました。先達の方々も攻略に苦慮していた投稿のおかげで、行けなかったら仕方ない一番最後に予定を入れることができました。ここは「行った」ポチを押さず、コンプリートは後々の楽しみに取っておくとしてこの旅を終了しました。尼子九旗攻城の旅でした。922㎞無事走破。

<所見>9城だけですが出雲地方の山城を巡り、私見ですがまとめの感想を記します。
①主郭を含む主要部の曲輪の周りを高く削って、傾斜のきつい高い切岸にしている城郭が多い。
②曲輪間の堀切はある城はあるが、尾根を分断する堀切が少ない、全く無い城郭が多い。私ならここに造るのにという箇所がどの城にも多々あった。
③尼子氏家臣の城なので尼子氏流築城(土塁を用いない)が当てはまるのかどうかは分からないが、私の見た限りでは曲輪内に尾根を残して枡形や仕切り土塁にしたり、尾根を水平に削り横矢を造っている城跡は多々見られたので土塁はありますという意見、確かに曲輪を囲む土居が残る城跡は見られなかった。

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ダイエティシャン

夕景城 (2021/10/08 訪問)

夕景城 攻城出来ず、

備中松山城の帰りに寄りましたが、案内板も無く、【熊注意】の看板に恐れを成し、断念しました。
最近、国内(県内)で、熊による大きな被害が報道されていたので。

次回は、下調べをして、土日の人通りがある時に、リベンジしたいです。

todo94さんの投稿も参考に、冬枯れの時期に、その頃には、熊も冬眠中であることを願って、。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 馬来満綱?
築城年 不明
主な城主 馬来氏
遺構 曲輪、土塁、堀切
住所 島根県仁多郡奥出雲町小馬木大峠