毛利氏と和議を結び、その配下についた宍戸氏。その居城五龍城は江の川と本村川が合流する地帯の小高い山に築かれた山城。
小規模な曲輪群が小刻みに続き本丸にたどり着くと、5メートルほどの土塁があり、そこを登ると驚愕の巨大堀切が突然現れます。土塁の向こうは絶壁の崖が待ち構えていました。これを知らずに勢いよく土塁を登るとマジで死にます!笑 気をつけてください。説明板を改めて読むとこの堀切は16メートルあるそうで。もちろん写真を撮りましたが、残念ながらこのスケールは写真じゃ伝わらない・・・百聞は一見にしかずです^ ^
よくよく周りを見渡すと、曲輪群のサイドは樹木が適度に伐採されていて、山の急斜面が下の方まで見える状態でした。毛利元就が宍戸氏を攻め滅ぼすのではなく、和議を選んだ理由が少しわかるような気がしました。
五龍城という名は井戸がなく龍を祀って祈祷したところ水が湧いてきたという逸話から来ているそうです。実際に五龍城は戦はなく終わったようですが、もし戦が起こっていてもかなり強かったのではと。
標高も確か100メートルそこそこだったので、比較的楽に登れる城でした。
+ 続きを読む