いちじょうさんじょう

一乗山城

広島県福山市

別名 : 黒木城
旧国名 : 備後

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登城口
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赤い城

たくさんの竪堀 (2025/12/06 訪問)

沼隈半島にある城で山陽道と鞆を結ぶ交通の要衝に位置します。
常国寺下の広い駐車場に車を置き、歩いて登城口まで行きました。
登城口前にも駐車スペースはありますが道も荒れていて徒歩が無難。

登城口からすぐに獣避けの柵があり、開けて進みます。
急な坂道ですがそんなには登りません。
神社があり、まずは左手に進みます。
幾条もの畝状竪堀が守り見応えあります。
少し進むと下の方に縦井戸、下に川が流れています。
引き返しもう少し南側に進みます。
大きな竪堀も残っていて奥まで行くと岩盤を掘った横井戸があります。
この奥は藪、神社まで引き返し今度は裏手から本丸に向けて進みます。
すぐに土橋があり、降りてみるとこちらにも畝状竪堀、素敵です。

一旦登城路に戻り、登ると曲輪に到着。
主郭には櫓台があり、東側の斜面には石垣も残っていました。
しばらく休息したあと南側の五重堀切を見ようと向かいましたが獣避けの柵が施されていました。
乗り越えようかとも思いましたが最近覚えた「自重」という言葉を使ってしまいました😓

足利義昭の警護を担当した渡辺氏の居城。
コンパクトですが堀切と畝状竪堀で守られる堅固な城、なかなかの優良物件でした。

【見どころ】
 ・幾条もの畝状竪堀
 ・主郭下の石垣
 ・井戸

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小城小次郎

幻の「鞆幕府」を警固するために (2024/03/23 訪問)

3月のオフ会で訪ねた際は雨ざんざんでさんざんだったが面白かったことだけは確か。足利義昭の幻の「鞆幕府」が一時ここの常国寺にあったらしく義昭警固の一役を担った渡辺氏が頑張ってこれだけ厳重なお城を築いたのだろう。

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背後に続く尾根方向を五重の堀切(+害獣柵)で防御 (2022/03/20 訪問)

背後の山塊から派生した尾根の先端に向けて、段々に郭を配置し、尾根の根元方向には鞍状になった部分に五重の堀切を設け、防御しています。本郭に一番近い堀切と一番外側の堀切が深く掘られています。五重の堀切を全て見ようとすると本郭に一番近い堀切の底の害獣柵を乗り越える必要があります。
2019年に訪問された国重さんの投稿写真にも害獣柵が写ってました。その後、本郭背後の堀切部分は藪化が進行中。本郭切岸に虎ロープが垂らしてありますが、ほとんど埋まってました。郭群は遊歩道もあり良く整備されています。

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織田晃司

中世山城の教科書 (2021/12/18 訪問)

のような作りの城。(直線上に配置された曲輪。竪堀、畝状竪堀群、土塁を見事に配置。)

案内板が少ないので縄張り図をダウンロードして登城しないと見逃しが多くなりますよ。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 渡辺守兼
築城年 文明年間(1469〜1487)
主な城主 渡辺氏
廃城年 慶長5年(1600)
遺構 曲輪、石垣、井戸
指定文化財 市史跡
住所 広島県福山市熊野町