【市場城】
<駐車場他>登城口西側の駐車スペース<35.417868,134.311660>に駐車しました。
<交通手段>車
<見所>舌状曲輪連段・切岸・巨石・大城郭
<感想>転送したら写真全滅だった件、の再訪城1城目。現地説明板を要約よると市場城は「草創年代不詳、鎌倉時代因幡国守護の大江氏の一族である毛利氏(因幡毛利氏)が来国、この地方の地頭となります。城郭的形態を整えたのは鎌倉時代後期と考えられる。戦国時代には山名氏・毛利氏・尼子氏と複雑に従属や合戦が入り乱れ、羽柴秀吉の鳥取城侵攻に伴い1581年、十余代の毛利豊元を最後に城は落城」とあります。
案内を詳細に記述します。登城口は<35.417415, 134.313263>、背後に手書きで書かれた素晴らしい縄張り図、説明板があります。登城口の道を真っ直ぐ山に向かって突き進むと墓地に入ります。墓地に入ると右手に丸太階段があるので登ります。荒れた墓地の上段に出ます。奥に竪堀(現地縄張り図に記載されている)があるので竪堀かその脇を直登(ストック・手袋要)します。竪堀を登り切ったら北西の麓付近の曲輪に取り付けます。あとはもう主郭まで曲輪群が連なっているので遺構を観つつ登れます。
カエル岩へは、岩の切岸壁がある曲輪の1つ下段の曲輪、東側の奥が谷の斜面があり木々が少し薄くなっていて谷の斜面を横断できるので横断すると舌状曲輪に入れます。そこから北方向へ巨石の連段曲輪を下っていくとカエル岩があります。
ほぼ独立した山全体が城跡となっていて、山の北側全体の尾根筋に連段の曲輪を多数配置しています。主郭から南東の尾根筋は比較的平坦で3条の堀切を設けています。主郭の東下段に巨石が多くあり蔀の役割をしていたかと。そこから北へ急峻な岩場を下っていくと最北東側の曲輪段に出ます。舌状の広い曲輪が連段になって山の中腹まで落ちています。切岸も垂直気味に高さがあるので見応えがあります。2時間半散策しましたが主郭から真北に落ちる2条の連段曲輪群は行き方が分からず行けませんでした。大城郭の見応えある城跡でした。散策楽しかった。
<満足度>◆◆◆
+ 続きを読む