矢筈城で満足した後もう1城。
ということで医王山城です。
美作と因幡をつなぐ街道の要衝で南北朝時代以前より残っています。
岩尾寺の裏手に駐車場があり、すぐに登城口があります。
ここにも熊出没注意の看板があります。
急な九十九折りの坂道を登り、途中の薄い堀切を経て20分くらいで主郭に到着。
主郭には虎口があり、石垣が守ります。
また、眼下には湾曲した加茂川の流れを望みます。
虎口からまずは北側の尾根を降ります。
浅い堀切がありますが藪で不明瞭、この先は塩屋ケ城へと尾根道が続いているようです。
引き返し南側へ、主郭の土塁は石積で補強されていました。
さらに二の丸、三の丸へと進みます。
三の丸には素敵な土塁が残っています。
この先がこの城のメイン、石垣を経てまずは見事な大堀切からの竪堀。
大堀切は岩盤を削ったものでした。
さらには放射状に落ちる畝状竪堀。
南側の備えは強固なものになっています。
南北朝時代以降山名、赤松、尼子、浦上、毛利等相次いで支配者が代わった城です。
毛利の時代には秀吉と宇喜多の軍に攻められましたが2年に渡り死守。
落ちることはありませんでした。
メインディッシュの矢筈城でお腹いっぱいかと思ってましたがデザートは別腹でした。
2週前の鍛錬の成果かな?
【見どころ】
・主郭虎口の石垣
・主郭土塁を支える石積
・三の丸の土塁
・三の丸下の大堀切と竪堀
・放射状に落ちる畝状竪堀
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