てんじんやまじょう

天神山城

岡山県和気郡

別名 : 天瀬城、(太鼓丸城)
旧国名 : 備前

投稿する
主郭
口コミ・画像を投稿する

みんなの写真投稿

投稿する

みんなの口コミ

投稿する

ぴーかる

天神山城編 (2023/01/23 訪問)

【天神山城】
<駐車場他>和気美しい森に駐車しました。登山口は北西の池のある田土口<34.849844, 134.129766>(2台駐車可能)・侍屋敷跡から1300m・北西方向河本登山口(ここはよく分かりません)あります。

<見所>巨石・石垣・堀切・曲輪
<感想>太鼓丸城からのつづき。天神山城は先の投稿通り、兄の浦上政宗と対立した浦上宗景が太鼓丸城に入城し、1554年頃から北西に位置する天神山城の普請を開始し完成までに長い年月を要します。浦上宗景は兄政宗の勢力を駆逐して浦上氏の覇権を握り、浦上氏最大勢力を広げます。家臣にとりたてた宇喜多直家が次第に勢力を拡大し、兄政宗の孫を奉じて宗家復興の大義名分で浦上宗景に反旗を翻して天神山城を攻め(天神山城の戦い)落城します。
 太鼓丸城の主郭北西隅から道なりに下って行きます。上の石門、下の石門という巨石が並んだ石門を通過し天神山城の南東端の大堀切に着きます。大堀切からまず水の手の案内(田土)の北東方向に下って行きました。途中路は切通しになっていて随所に石垣や大石がゴロゴロ落ちています。田土口の先の池から馬で水を運んでいたそうで馬越と呼ばれていたそうです。田土口近くには竈門跡か炭焼きの石積みも(当時の物かは分かりません)数か所あります。白旗城に雰囲気が似ていて私好みで興奮しました。池近くには堀のような切通し跡も見受けられます。往復1000mありますが見る価値あります。城跡はおおむね北西方向に伸びる連郭式で飛騨の丸という曲輪の段に石垣、二の丸と長屋の段、桜の馬場の曲輪壁には比較的多く石垣が残っていて探すのが楽しいです。そこから百貫井戸という井戸への道標がありますが、道は腰曲輪までで、そこから道が無くなっていて1時間探しましたが見つからずでした。城跡から吉井川方向の麓へ侍屋敷跡がありますが1300mあるので今回は行きませんでした。1時間ロスしたものの太鼓丸城と合わせてトータル4時間かかりました。見応えたっぷりの凄い城跡、百・続百名城に負けていない城跡です。

<満足度>◆◆◆

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

ぴーかる

太鼓丸城編 (2023/01/21 訪問)

【太鼓丸城】
<駐車場他>和気美しい森に駐車
<交通手段>車

<見所>堀切・巨石・石門・石積み跡
<感想>太鼓丸城の築城は室町時代以前に日笠青山城主の日笠氏によって築城されました。戦国時代に兄と対立した浦上宗景が太鼓丸城に入城し独立対抗します。宗景が太鼓丸城の北西位置に天神山城を築城後は東の出丸の役割をします。天神山城の戦いで落城後は宇喜多氏に使用されたかもしれません。
 2022年12月に美作・備中の旅の際に2日目降雨で断念したので今回は好天を狙い日帰りで十分に攻めました。和気美しい森のキャンプ場は城跡来訪者も自由に入れます。入口の網をくぐってすぐキャンプ場内に城跡の鳥瞰図があります。真っすぐ奥にゲートがあり中に入ります。ゲート手前にも土塁の看板がありキャンプ場も城跡の一部だったようです。ゲート内側からも削平地が続き、左手に根小屋跡、右手にも広い削平地があり加工したような四角い石が所々に落ちています。広い削平地から左にカーブして先が尾根曲輪になります。堀切や腰曲輪、石門のある巨石・軍用石を通過して主郭に至ります。主郭はかつて石垣囲みで東側の虎口面と反対側の西面には石垣が一部残されています。南と北側には巨石があり眺望が良いです。かつて1つの城だっただけにここだけでも十分な見応えでした。天神山城編につづく。

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

小城小次郎

戦国大名になりかけた浦上宗景ほぼ一代の城 (2021/05/02 訪問)

戦国大名になりかけた浦上宗景ほぼ一代のお城として、天文の終わり頃から天正の始め頃までの20年余りに限って存続したらしい巨大な山城。何しろやたらとでっかくて山を登ったり下りたりもするが、登る価値は十分にある。

+ 続きを読む

織田晃司

2つの山城と1つの平山城 (2021/01/10 訪問)

天神山城を一言で表すとこうなる。

天神山城と太鼓丸城の間はアップダウンが激しく下って登るので比高は約100m。
天瀬ルートにある侍屋敷跡から天神山城へもかなり登るようになる。

全部を堪能しようと思えばかなりの時間を要する。

+ 続きを読む

城郭情報

分類・構造 連郭式山城
築城主 浦上宗景
築城年 天文23年(1554)
主な城主 浦上氏
廃城年 天正5年(1577)
遺構 曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)、井戸、侍屋敷跡
指定文化財 県史跡(天神山城跡附根小屋跡、岡本屋敷及び木戸館、伝浦上与次郎墓)
再建造物 石碑、説明板
住所 岡山県和気郡和気町田土
問い合わせ先 和気町役場
問い合わせ先電話番号 0869-93-1121