4月初旬に玄蕃尾城に続いて訪れた滋賀県長浜市の田上山砦。
琵琶湖北東の湖北平野の北端、京都と北陸を繋ぐ北国街道東側の比高約200mの田上山山頂部に築かれた陣城。
1573年には織田軍の攻撃を受ける小谷城の浅井氏を救援するため朝倉義景が布陣。
羽柴秀吉と柴田勝家が激突した1583年の賤ヶ岳の戦いでは、羽柴軍の中心的な陣となり羽柴秀長が守備。
現在も堀や土塁が残る整備された土の城跡。
訪問時は桜が満開の南麓の神社から登山道を上り、約20分で南堀切に到着。
西下に通路を有する南郭は、その通路入口部分に隅欠を設けており、西郭は北と南の眺めが良く、横矢桝形と名のついた横矢の掛かる虎口を装備。
主郭の北側は他より大きな堀と土塁が残り、北郭の虎口にはコの字型の土塁による馬出を設置。
広く削平の甘い北外郭の北側も、西側から横矢が掛かる虎口構造を持ち、更にL字型の翳し土塁で防御。
城域滞在時間は約1時間半。
全体的に土塁の高さは低いものの、一時的な陣城としては豪華な、複雑な虎口構造を愉しめる、私の城郭巡りの232城目でした。
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