宇佐山城周辺で激戦を展開した朝倉・浅井連合軍が陣取ったと「信長公記」が記す山城の中で場所がほぼ特定されているのがここ。でも陣城にしては石積みが多いので明智氏の頃に何らかの補強がなされたのかも。歩くと結構遠い。
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2024/08/07 22:15
2024/04/19 08:03
意外に石垣の山城 (2024/02/11 訪問)
志賀の陣に際して、朝倉・浅井連合軍が比叡山南麓の坂本と京を結ぶ白鳥越えをおさえるべく壺笠山頂部に築いた陣城で、織田信長と和睦して連合軍が撤退した後は、坂本城に入った明智光秀により改修されたと考えられます。
坂本城の発掘調査現地説明会と湖中に残る石垣を見学した後は壺笠山城へ。ダニの巣窟との噂にひるんで秋や春の登城は控えていましたが、行くなら真冬の今しかない! と完全防備で登城しました(その甲斐あってか無事でした)。穴太野添古墳群の駐車場から登城開始。川沿いに20分ほど進んで橋を渡り、5分ほどで分岐を左に折り返し、そして5分弱で登城口です(案内表示を見落とさないよう注意)。
明瞭な分岐はありませんが、登城口から左方向に進むと直登ルート、右方向が尾根ルートで、尾根ルートは西端の堀切(切通道)に続いています。尾根に出ると東側に土橋状の尾根道がのび、その脇の土壇は切通道を見下ろす位置にあります。尾根道を進むと南麓に小曲輪群が見えてきます。兵の駐屯地でしょうか。さらに進むと石段と石垣の虎口があり、その先は主郭を取り巻く帯曲輪になっています。主郭の切岸は高く鋭く、切岸や帯曲輪、腰曲輪の裾には明智期の改修と思しき石垣もあちこちに見られました。帯曲輪を一周して主郭へ。説明板が立てられているほか、北東部と北西部に浅くなった虎口が開口していますが、周囲には土塁はめぐらされていません。
零汰さんの投稿を参考に、壺笠山城に続いては白鳥山(御輿山)砦と青山城にも行くつもりが、白鳥山砦へは西端の堀切から尾根道を西に進むべきところを登城口まで下りてきてしまい、あまりの凡ミスにもう一度堀切まで登って行く気力が失せたため断念…。青山城には行けなくはないものの、これで青山城に行ってしまうと白鳥山砦のためだけに再訪する気にはならないかも、と考えてあえて行きませんでした。このままでは終われないので、壺笠山城の再訪とあわせていつかリベンジしたいと思っています。
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2024/02/03 16:50
壺笠山城 (2023/12/23 訪問)
【壺笠山城】
<駐車場他>穴太野添古墳群前の墓地の駐車スペースに駐車しました。
<交通手段>車
<見所>石積み跡
<感想>現地説明板によると壺笠山城は「『信長公記』によれば、元亀元年(1570)、比叡山麓で信長軍と浅井・朝倉連合軍が激戦を繰り広げ、信長方の森可成などが討死。その後、浅井・朝倉勢が、『はちが峯、あほ山(青山)、つぼ笠山に陣取る』なか‥‥‥」とあります。また穴太に砦が築かれ明智十兵衛などが配置されたとあります。城びとの城郭情報にあるように、浅井・朝倉連合軍が比叡山に立て籠もった時にこの壺笠山城に陣城を築き、撤兵後に明智光秀が穴太衆を使い石積み等の改修をしたものかと思います。城郭は壺笠山古墳を利用した城で山頂部の平坦地を主郭としています。主郭の周囲に帯曲輪で巻いて虎口が2か所、主に主郭の南西部下段の白鳥方面の尾根の両脇に腰曲輪を多く設けています。虎口には石段、主郭下段と腰曲輪に石積み跡が多く見られます。
登り口、山の谷の造成した場所に壺笠山への札が掛かっています。添付写真付けておきます。
<満足度>◆◆◇
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2023/11/12 03:53
浅井長政 朝倉義景 (2023/11/11 訪問)
古墳を利用した城で、浅井朝倉軍が織田信長と対峙したときに築いた陣城です。壺笠山だけではすべての軍勢を布陣させることは不可能ではちが峰、あほ山にも陣取ったようです。木々により景観が望めませんが、城域は散策しやすかった。腰曲輪があり石垣が所々残っていますが、土塁、堀切等はありません。
京阪穴太駅より徒歩で登城しました。主なルートは湖美が丘団地経由と平子谷林道経由の2つがあります。自分は湖美が丘団地経由での登城路を選択しました。倒木等が一部ありましたが、道は整備されていて概ね歩きやすい。帰りは平子谷林道を経由して帰って来ました。こちらも歩きやすかったです。
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分類・構造 | 山城(古墳利用) |
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築城主 | 浅井氏、朝倉氏? |
築城年 | 元亀元年(1570)? |
主な改修者 | 明智光秀 |
主な城主 | 浅井氏、朝倉氏 |
遺構 | 曲輪、石垣、虎口 |
住所 | 滋賀県大津市坂本本町 |
問い合わせ先 | 大津市歴史博物館 |
問い合わせ先電話番号 | 077-521-2100 |