やましなほんがんじ

山科本願寺

京都府京都市

別名 : 本願寺ノ城
旧国名 : 山城

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山科本願寺南殿
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イオ

蓮如上人故地 (2025/08/09 訪問)

山科本願寺は本願寺中興の祖とも呼ばれる蓮如にとって縁の深い地のようで、周辺のゆかりの地をいくつかめぐってみました。

山科本願寺南殿(京都市山科区音羽伊勢宿町)
本願寺の寺務を実如に譲った蓮如の隠居所ながら山科本願寺に劣らぬ城郭的な構えだったようで、東辺の長大な土塁が遺っています。また南殿から西に約200mの蓮如上人御指図の井は、蓮如が杖で指し示した地を掘ってみると清水が湧き出てきたと伝わります。

西宗寺(京都市山科区西野広見町)
蓮如は隠居所を南殿から石山に建てた大坂御坊に移していましたが、死を前に山科に戻り、この地で往生したとされます。山門前には蓮如上人往生之地の石碑と西宗寺の説明板が立てられていました。

蓮如上人御廟所(京都市山科区西野大手先町)
山科で示寂した蓮如の遺骨が埋葬された地に御廟所が建てられています。明治には一時官地とされましたが、後に本願寺東西両派に下賜され、現在も両派が共同で護持しているそうです。
 

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イオ

画期的な城郭寺院 (2025/08/09 訪問)

室町中期に蓮如が築いた城郭寺院で、京と東国や北陸を結ぶ交通の要衝に位置し、「寺中広大無辺にして荘厳。さながら仏国の如し」と称されるほど繁栄しましたが、戦国期に細川晴元率いる法華宗徒や六角定頼らの攻撃を受けて焼亡し、本願寺は大坂・石山に移っていきました。

中心となる御本寺を内寺内と外寺内が取り巻く構造で、折れを設けた横矢掛りの土塁と堀で周囲を囲んでいましたが、現在はそのほとんどが失われ、内寺内の北東隅(山科中央公園)と御本寺の西辺(史跡山科本願寺跡公園)に土塁と堀跡が遺っているくらいです。

まずは山科中央公園から。グラウンドの奥に土塁が大規模に遺っていて、土塁の上を歩いてみると途中で折れがあり、ここが内寺内の北東隅にあたることを実感します。土塁の北側は一段低くなっていて堀跡と思われます。

続いて史跡山科本願寺跡公園へ。公園南部には発掘調査で確認された石風呂関連遺構が平面表示されています。建物、土間、竈、石風呂、井戸などからなる蒸し風呂だったようです。また北西部には堀と建物の柱の平面表示もされています。西辺には土塁が遺り、折れの部分では土塁断面の形状も見られます。土塁の外側には堀の名残と思しき水路が流れていて、土塁は史跡公園北側の道路沿いにも続いていました。

本格的に城郭化したのは戦国期以降のようですが、土塁と堀に幾重にも折れを設けて横矢を掛ける構造は、交通の要衝であることと相まって後代の城造りに影響を与えた画期的なものだったようです。ブラタモリで見て以来、行ってみたいと思っていましたが、ようやく果たすことができました。
 

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赤い城

広大な寺内町 (2025/09/20 訪問)

延暦寺から下山、疲れたので京都駅でビールでも飲もうか、と思ってましたが山科駅で降り登城しました。
JR山科駅から徒歩で15分くらいで山科中央公園に着きます。
公園には高い土塁が残ります。
土塁の内側はグラウンドでこの日は少年野球の元気な声が響いてました。

せっかくなので南殿跡まで足を伸ばします。
こちらは蓮如の隠居施設と言われていますが土塁が残り、発掘調査で堀や庭園も発見されています。
回りの道路もクランクしていて防御施設も充実していたようです。

平坦とはいえこの日は結構歩いていたのでヘトヘト、最後に南西角の土塁跡まで足を伸ばしてこの日終了。
このあとビールでクールダウンしたのは言うまでもありません🍻

【見どころ】
 ・山科中央公園の土塁
 ・南殿跡の土塁

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寺中広大無辺 (2025/08/30 訪問)

 山科本願寺は蓮如が創建した寺院で中心に寺内町を形成し、周囲を幾重にも土塁と堀で囲まれていました。東西800メートル、南北1キロメートルに及んでいました。公家鷲尾隆康の日記「ニ水記」には「寺中広大無辺、荘厳ただ仏国のごとし」と記されています。ただ土塁を築いたのは蓮如ではなく、9代実如の頃のようです。山科中央公園の土塁を観ると当時の雰囲気を少しは感じることができます。他にも土塁が残っているようですが、場所を確認できていなかったことと暑かったので早々に撤退しました。
 晩年の蓮如は大坂の別院にいましたが、最期は山科に移り明応8年(1499)85歳で亡くなりました。蓮如の遺骨が埋葬された場所には御廟が建てられています。蓮如関連の場所も少し散策しました。

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城郭情報

分類・構造 城郭寺院
天守構造 なし
築城主 蓮如
築城年 文明10年(1478)
主な改修者 不明
主な城主 蓮如、実如、証如
廃城年 天文元年(1532)
遺構 土塁
指定文化財 国史跡(山科本願寺南殿跡附山科本願寺土塁跡)
再建造物 石碑、説明板
住所 京都府京都市山科区西野阿芸沢町
問い合わせ先 京都市山科区役所
問い合わせ先電話番号 075-592-3050