みせとりで

三瀬砦

三重県多気郡

別名 : 下三瀬城、三瀬左京館
旧国名 : 伊勢

投稿する
主郭
口コミ・画像を投稿する

みんなの写真投稿

投稿する

みんなの口コミ

投稿する

ぴーかる

三瀬砦 (2024/06/08 訪問)

【三瀬砦】
<駐車場他>城跡入口前の空き地に数台駐車できます。
<交通手段>車

<見所>土塁・櫓台
<感想>日帰り伊勢志摩の平山城巡り旅1城目。現地説明板によると三瀬砦は室町時代~戦国時代に築かれた城砦跡である。この城の城主と伝えられる三瀬氏は北畠氏の家臣としてこの地を治め、北畠具教が北西にある三瀬館に隠居したときも三瀬館守護の支柱となったと伝えられています。
 城は南に大きな川である宮川が流れていて断崖になっています。北側に支流の大谷川があり堀の役目をしています。城跡の主要部はほぼ単郭方形の高土塁囲みで甲賀伊賀地方に見られる縄張りによく似ています。土塁は高さ3m程あり石垣があったようですが今は川原石が少しだけ土塁の壁面に残っているだけです。主要部の奥が1段高くなっていて、今は神社の祠があります。その奥は小曲輪がスロープ状に下っていっています。

<満足度>◆◆◇

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

しんちゃん

砦というよりは居館跡のような。 (2024/02/18 訪問)

三瀬砦は南は宮川、西は宮川に流れ込む大谷川に挟まれた河岸段丘上に築かれている城館跡で、城主は「三瀬の変」の下手人の一人・長野左京進という説と、北畠家臣・三瀬左京という説が有るようです。また二人は同一の人物でもあるという説もあるようですが、真実はわかりません。主要部は東側に配された曲輪で、周囲を土塁で囲まれ東に虎口が付いています。
また東側と北側には石垣が積まれてあったとされ、土塁の中にも石積みが見え隠れしています。この石積が土塁の形状保持の為のものか、石垣の中込石の用途であるかは不明です。奈良の椿尾上城でも土塁の中の石積を見たような気がします。
主郭から西側、河岸段丘の先端に向けても曲輪が連なっているようです。主要部より少し小高い位置にある曲輪には社が祭られ、西側には少し低くなった位置に曲輪がありました。そこから西側には訪れていませんが、先にも遺構があるようです。

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

イオ

四方土塁が完存 (2024/05/04 訪問)

室町中期から戦国期にかけて築かれた三瀬氏の居城で、宮川と大谷川に三方を囲まれた断崖上に位置し、熊野街道と宮川の水運を掌握する要衝の地であることから、北畠具教が三瀬館に隠棲した際には三瀬館守護の拠点となりました。なお、具教謀殺の刺客の一人の長野左京進は、三瀬砦に在城していたとも城主の三瀬左京と同一人物とも云われるようです。

県道沿いの案内表示に従って南に入ったところの駐車場から登城開始。駐車場のすぐ先から西と南に土塁が続き、土塁東側の登城道は空堀跡と思われます。登城道の突き当りに三瀬砦跡の石碑があり、その脇が主郭東辺の虎口で、虎口の北側には三瀬砦跡の説明板が立てられています。方形の主郭は四方を高く分厚い土塁で囲み、井戸が遺っています。西辺の幅広い土塁上には八幡社が祀られていました。西辺の土塁の西側にも土塁囲みの小さな曲輪があり、南側は宮川まで落ち込む断崖、西側は堀切で遮断しています。また、三瀬砦から北東約150mには三瀬氏菩提寺の慶雲寺があり、慶雲寺との間の川上と呼ばれる一帯には侍屋敷があったそうで、それぞれ説明板が立てられています。

ほぼ単郭の小さな城砦ながら、伊賀や甲賀の城に見られるような分厚く高い四方土塁が完存しており、大いに見応えがありました。
 

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

カズサン

伊勢未踏の城廻Ⅰ (2023/03/19 訪問)

 前々から訪ねたいと思っていた南伊勢北畠氏関連の城跡、三瀬砦跡を訪ねました。
 
 駐車場:主郭北側土塁そばに駐車エリア(34°24'03"N 136°25'35"E)があります。

 北畠氏の家臣三瀬氏の城跡、南に宮川の急峻な崖、西、北も崖で落ち込んでいる断崖上にある要害の地、主郭は土塁で囲まれて東が虎口となり現在は八幡社の鳥居が建ち、その前に三瀬砦跡の石碑が建つ、内部には井戸跡、西側土塁上に八幡社が鎮座、西奥に次の郭?その奥は虎ロープで立ち入り禁止、崖で危険かな?
 東土塁外に案内解説板がある、北方から入る県道770号線沿いには案内板があり分かり易い。県道770号線北側に三瀬氏の菩提寺慶雲寺がある。

 三瀬砦跡には家から高速道一本で約250㎞地道は数㎞で大宮大台ICで繋がっています、国道42号線を東進し県道770号線を更に東へ約3㎞程で到着。
 トイレは有りませんので途中に「道の駅南伊勢おおだい」を活用するのがよろしいでしょう。
 国道42号線は紀勢自動車道が完成する前に新宮城、赤木城、熊野三大社を訪ねる時さんざん利用していた国道ですが三瀬砦、館に関心が当時無く今まで訪ねる事が有りませんでしたが今回訪ねて願いを叶えました。
 

+ 続きを読む

+ すべての写真を見る

城郭情報

分類・構造 平山城
築城主 三瀬左京
築城年 永禄年間(1558〜1570)
主な城主 三瀬左京
廃城年 元和年間(1615〜1624)
遺構 曲輪、土塁、横堀、井戸
指定文化財 県史跡(三瀬砦跡)
再建造物 石碑、説明板
住所 三重県多気郡大台町三瀬字大戸地1012
問い合わせ先 三重県教育委員会事務局社会教育・文化財保護室
問い合わせ先電話番号 059-224-2999