小木江城は織田信長が長島の一向宗徒と戦うために弟の信興に築かせた城です。元亀元年(1570)9月より石山本願寺と信長の間で石山合戦が勃発し、長島城を落とした一向宗徒は11月16日に小木江城を襲撃し21日に落城、信興は死に追い込まれます。
「信長記」には櫓に上がって自害したとされており、地元では城外で討死したと伝わっているようです。遺構は特に残っておらず城の鎮守の富岡神社のみが残っています。信長と一向宗の長い戦いはこの後、10年にわたって続きました。
近くの道の駅の開発が進んでいるようですが、周囲は森川花はす田となっていて7月上旬には見事な花を咲かせてくれそうです。
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