「重ね馬出のような遺構」に先進性を感じ取って後北条氏の改修を視野に入れる考え方と、発掘成果が示す16世紀初めまでという年代観に伊勢宗瑞×伊東氏との抗争時期を重ねる考え方とが対立する、実にやっかいで面白いお城だ。
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2022/10/03 23:00
2021/01/19 10:20
伊東氏が北条早雲に対抗した城 (2021/01/17 訪問)
諸説あるようだが、立地は、在地土豪の城のように感じ、遺構は戦国後期の技巧的な縄張りではないかと感じた。私は南ルートの沢つたいに登城したが、道中は古道跡を現在はハイキングコースにしてるのか、二箇所ほど炭焼窯があったのが印象的であった。共に石垣を積んだ炭焼窯で、いつの時代のものか不明だが風が吹き抜ける谷にあり、まだまだ有りそう。遺構は堀切が各所にあり、それらは対豊臣に備えて構築したように感じた。見所は、本丸へ向かう尾根筋に土塁が連続して続く所で、迫力を感じた。
伊豆の山城は、さすが観光地だけあって各所丁寧な所が多い。ここも勿論全体的な案内板などはあるが、各遺構毎の案内板は必要最低限の設置。そのわりには、手入れや管理が行き届いており楽しみやすかった。
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2021/01/12 17:24
2020/07/30 23:24
分類・構造 | 山城 |
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築城主 | 不明 |
築城年 | 明応2年(1493)頃 |
主な城主 | 伊東氏、鎌田氏 |
遺構 | 曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)、竪堀 |
再建造物 | 碑、説明板 |
住所 | 静岡県伊東市鎌田 |