かまだじょう

鎌田城

静岡県伊東市


旧国名 : 伊豆

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二の堀
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しんちゃん

三連続の堀切 (2024/07/15 訪問)

時間と周囲の状況を気にしながら城域に到着しました。最初の堀を別として、先に堀切が三つ連続しており、守りはなかなか堅いです。
主要部は幾段かの郭で構成されていて、東から主郭に入り込みます。主郭の北東部には社があるのですが、すでに崩壊しています。主郭には土塁も残っているようです。まだ、なんとか明るいですね。
主要な部分を確認したので、さっさと引上げです。この城の見どころは城址に入ってからの三連続の堀切でしょう。伊東氏の手によるものか、北条氏のものかはわかりませんが、なかなか手の込んだ縄張りをしています。
麓に降りてきたときには19時15分ごろになっています。百も承知でやっているのですが、山城は時間にゆとりが有る方が安心ですね。

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しんちゃん

お勧めできないイブニング登城。 (2024/07/15 訪問)

日本城郭大系によれば、鎌田城は鎌倉時代に鎌田新藤次俊長によって築かれたとされています。俊長は鎌倉旗揚以来の御家人で、その功績によって、この地を賜ったとのことです。戦国時代に改修された痕跡が見られ、堀切や土塁などの遺構も良く残っています。
日程に余裕が無く、この日のうちに、なんとか登城したかったのですが、登り口を探しているうちに17時40分になってしまいました。片道1時間のハイキングコースしか手段がなく、帰ってくる頃には暗くなっているでしょう。
日程も一日しか残っておらず、伊豆を制覇するためには、ここを避けては通れません。下田の叔父の所で長居しすぎたかな、とも思いましたが、こちらも20年ぶりになるので仕方ない‥。地形図アプリと夜間訪問の備えは常に常備しているので、城址の様子を見ながら行けるところまで行ってみることにしました。この時期は一年で一番陽が長いこともあり、まだ城址の中を確認できます。ハイキングコースだけあって特に危ない個所は見当たりません(しんちゃん基準)。
引き際を見極めつつ進んでいくと最初の堀切が見えてきました。

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小城小次郎

実にやっかいで面白いお城だ (2022/05/21 訪問)

「重ね馬出のような遺構」に先進性を感じ取って後北条氏の改修を視野に入れる考え方と、発掘成果が示す16世紀初めまでという年代観に伊勢宗瑞×伊東氏との抗争時期を重ねる考え方とが対立する、実にやっかいで面白いお城だ。

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姫街道

伊東氏が北条早雲に対抗した城 (2021/01/17 訪問)

諸説あるようだが、立地は、在地土豪の城のように感じ、遺構は戦国後期の技巧的な縄張りではないかと感じた。私は南ルートの沢つたいに登城したが、道中は古道跡を現在はハイキングコースにしてるのか、二箇所ほど炭焼窯があったのが印象的であった。共に石垣を積んだ炭焼窯で、いつの時代のものか不明だが風が吹き抜ける谷にあり、まだまだ有りそう。遺構は堀切が各所にあり、それらは対豊臣に備えて構築したように感じた。見所は、本丸へ向かう尾根筋に土塁が連続して続く所で、迫力を感じた。
伊豆の山城は、さすが観光地だけあって各所丁寧な所が多い。ここも勿論全体的な案内板などはあるが、各遺構毎の案内板は必要最低限の設置。そのわりには、手入れや管理が行き届いており楽しみやすかった。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 不明
築城年 明応2年(1493)頃
主な城主 伊東氏、鎌田氏
遺構 曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)、竪堀
再建造物 碑、説明板
住所 静岡県伊東市鎌田