戸倉城は駿河国と伊豆国の境目の城として重要な位置にあり、狩野川に突き出した独立高地の頂部に築かれています。掛川城を退去した今川氏真が寄ったこともあり、武田方と北条氏のあいだで争奪戦がありました。
現在は本城山公園として整備されており北麓に駐車場があり登城道が整備されています。登城道の途中に堀切などの遺構が残っており、比高にして60mほど登ると主郭に至ります。主郭周辺部は太平洋戦争の際に高射砲陣地として改変を受けており、かつての形状とは異なる箇所があるようです。主郭の中心に変なキノコがあります。‥いや切株をあしらった展望台のようですね。切株にしても変な形ですが、安全のために周囲に壁を設けたのと、床面積を広くとるためにこのような形状になったようです。でも展望台からは富士山が良く見えます。
主郭から南西に道が続いていて途中に堀切があり土橋がかかっています。そういえば城郭放浪記さんの記事に主郭南東方向に切り出した石が散乱しているとありました。肝心なところを見損ねてますね。
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