以前から愛知の魅力的な中世城跡と聞いていた新城市の古宮城。
1月中旬、ついにその古宮城を訪問。
作手盆地の宮山と呼ばれる比高約20mの小山全体を城郭とし、西側以外の3方は湿地帯が天然の要害であった城。
武田信玄の徳川領侵攻の拠点として家臣の馬場信春が1572年に築いたと伝わるが、奥平氏の謀反に伴い徳川軍が翌年攻略。
その後の廃城時期は定かでない模様。
現在は、土の遺構が良好に残る続100名城の城跡で、南麓の白鳥神社が入城口。
訪問時、概ね案内図の矢印の順で廻ったが、逆回りの方が徐々に中心部へ進んで行く雰囲気となりお勧めかも。
城は大堀切を境に西と東に分かれており、それぞれの頂部に位置する平坦部のみが曲輪らしい曲輪で、どちらも仕切土塁が存在。
土塁のコンディションが良く、西曲輪の3重4重の堀&土塁と本郭南の桝形虎口がメインの見どころでしょうか。
堀を端から端まで行ったり来たりで滞在時間は2時間半。
アート作品のような古宮城が、私の城郭巡りの171城目となりました。
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