戌山城は標高324.6mの犬山の尾根上に築かれています。斯波高経の三男、義種が入り大野斯波氏の始まりとされています。南北に渡って郭や堀切が連続して続き主郭周辺には畝掘や空堀が多数配されています。主郭の東尾根にも遺構が続きますが大野城を早く見たいので主郭を経由して南を目指します。城址の南端が郭になっていますが、その手前に天空の城鑑賞スポットがあり、この周囲だけ木が切り倒されていて眺望が開けています。朝、大野を目指して車で走っている途中、周囲はすごい霧だったのでひょっとしたらと期待していたのですが、大野城の周辺だけ霧が少ないですね。どうやら街全体が完全に霧で埋まらないと天空の城にならないようです。
確か大野市の市長が自分で売り込んできたはずですが、なかなかハードルの高い天空の城です。南側の遺構を散策して戻ってくるとさっきよりガスが増えている気がする。ちょっとだけ天空の城の感じが出てきました。とりあえず、今はこれが精いっぱいです。
+ 続きを読む