(続き)
主郭南下段の曲輪から南東にのびる尾根の付け根は堀切で遮断されています。尾根筋にも幾条かの堀切があり、その先には南出郭群が広がっています。南出郭群は雲海に浮かぶ「天空の城」越前大野城の展望台として整備されていて、あるいは…と少しは期待していましたが、雲海どころか見事な晴天の下の越前大野城でした(やはり1年半前に来ていれば…)。階段状に設けられた小曲輪群の頂部が南出郭群の主郭で、南東裾には横堀がめぐり、主郭部のような畝状空堀群は見られないものの、南東、北東、南西に派生する支尾根には小さな堀切がありました。以上、2時間弱で戌山城をひとめぐり。
一時的にであれ金森長近の居城となった城でもあり、金龍紀行の一環として登城しましたが、各尾根に幾重にも設けられた堀切といい主郭部を取り巻く畝状空堀群といい、実に見応えのある城でした。戌山城それ自体よりも「天空の城」目当てで訪れる人のほうが多いのかもしれませんが、山城好きならきっと満足できるものと思います。南東麓から鍬掛ルートで登城される方もぜひ展望台から主郭部まで足をのばしてみてください。
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