きのめとうげじょう

木ノ芽峠城

福井県南条郡


旧国名 : 越前

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木ノ芽峠 越前側
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木ノ芽峠 (2025/09/13 訪問)

 明治20年に、越前海岸沿いに国道8号線が開通するまで、木ノ芽峠は越前と近江を結ぶ重要な道として使用されていました。石畳は当時のものとのこと。新田義貞軍が多くの凍死者を出し、朝倉氏が織田軍に追われて通った峠です。
 南北朝時代から砦があったそうですが、要衝であり、朝倉氏、織田氏、一向一揆勢が依り、築城、増強されていきました。
 higekamさんのレポートを参考にして、今庄365スキー場を目指しました。ゲレンデ右手の道を上がって行くことになっているのですが、簡単なバリケードあり。スキー場の方と話して、バリケードをずらして登らせてもらいました。路肩が崩れた所があるのですが、バイクなので通過。
 峠下に大きな見取図、縄張り図があり、上の方に、朝倉時代からという峠番の建屋が見えます。ご主人が石畳のメンテをされてて、お話をうかがいました。峠の東側が木ノ芽峠城です。本郭と北に4段の郭があります。東側に延びる尾根を断ち切る大きな堀切も。本郭他は、元畑で、今もご主人の息子さんが草刈りされていると。勝手に藪化しているのではないかと想像してましたが、嬉しい方に予想が外れました。ありがたいことです。続いて、尾根を東に進み、西光寺丸城へ行きます。

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higekam

朝倉義景の末路をたどる (2020/09/26 訪問)

越前と若狭を仕切る木ノ芽峠。その東西に延びる山稜に東から西光寺丸城、木ノ芽峠城、木ノ芽峠、観音寺丸城、鉢伏山城と峠を挟んで並ぶ。
 想像以上に高低差が厳しい峠で、整備された部分も限られていて最高位の鉢伏山城は登城を断念。城というより砦というべきで、最新鋭の信長軍団に攻められたら一蹴されたであろう戦国初期の小規模な土塁と堀を活用した様式のように思えた。ほかに一部わずかに石が散乱していた程度。

登城当日は雨にもあい、散々に敗北を喫して帰国を急ぎ峠を越えた朝倉義景の無念さにわずかばかり触れたような気がした。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 朝倉義景
築城年 永禄12年(1569)
主な城主 堀氏(朝倉氏家臣)、阿閉氏(織田氏家臣)
遺構 曲輪、土塁、堀切
指定文化財 町史跡
再建造物 説明板
住所 福井県南条郡南越前町二ツ屋