明治20年に、越前海岸沿いに国道8号線が開通するまで、木ノ芽峠は越前と近江を結ぶ重要な道として使用されていました。石畳は当時のものとのこと。新田義貞軍が多くの凍死者を出し、朝倉氏が織田軍に追われて通った峠です。
南北朝時代から砦があったそうですが、要衝であり、朝倉氏、織田氏、一向一揆勢が依り、築城、増強されていきました。
higekamさんのレポートを参考にして、今庄365スキー場を目指しました。ゲレンデ右手の道を上がって行くことになっているのですが、簡単なバリケードあり。スキー場の方と話して、バリケードをずらして登らせてもらいました。路肩が崩れた所があるのですが、バイクなので通過。
峠下に大きな見取図、縄張り図があり、上の方に、朝倉時代からという峠番の建屋が見えます。ご主人が石畳のメンテをされてて、お話をうかがいました。峠の東側が木ノ芽峠城です。本郭と北に4段の郭があります。東側に延びる尾根を断ち切る大きな堀切も。本郭他は、元畑で、今もご主人の息子さんが草刈りされていると。勝手に藪化しているのではないかと想像してましたが、嬉しい方に予想が外れました。ありがたいことです。続いて、尾根を東に進み、西光寺丸城へ行きます。
+ 続きを読む