鷹巣城は標高438mの高須山の山頂部に築かれています。林道ジャバミ線を使えば山頂まで比高90m程度の所まで行けますが、酷い荒れ道で車が傷ついてしまいます。車が大事な方は白山神社から歩いて登りましょう。四駆の車高が高い車なら大丈夫です。
駐車場には熊出没注意の看板がありますが猪のフンが落ちています。猪の縄張りなら熊は出ないでしょう、たぶん。熊スズを鳴らしながら山頂にたどり着くと広い郭が広がります。立派な城址碑も立ち基本的に単郭の城のようですが遺構も残っているようです。北東には土塁と堀切らしき跡が残り、北西には段々の平地が幾つかありました。戦国期の改修は見られないようですが登城道の途中に竪堀らしきものがありました。
鷹巣城は南北朝時代に新田義貞四天王の一人、畑六郎左衛門時能がわずか300人で籠り、7000人もの北朝の軍を相手に一年以上籠城したとされています。暦応4年10月時能はわずか16騎を率いて城を脱出し伊自地山を目指すも奮戦の末に同地で討死し鷹巣城も落城したと現地案内板に記されています。
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