【吉崎御坊】
<駐車場他>山頂に数台駐車できます。
<交通手段>車
<見所>坊舎跡・曲輪
<感想>越前ちょこ城巡りの旅1城目。吉崎御坊は城郭寺院で現地説明板によると1471年に京から逃れた本願寺第八代法主蓮如が北潟湖畔の吉崎山の頂に坊を建立したのがはじまりとされます。1475年に戦国の動乱で坊舎が2度目の焼失にあい、蓮如はこの地を去ります。蓮如はこの8年後に山科本願寺を建立、完成させることとなります。1506年にはこの地は一向衆の拠点・寺内町となっていたようで、朝倉氏が侵攻して坊舎を破却します。以降吉崎は廃坊となります。
今回は福井県の一番北の城びとフラッグから南下していくプランで朝7時過ぎに到着しました。吉崎山の山頂はかなり広い削平地になっています。蓮如の腰かけ石や礎石の残る坊跡があります。南側の下段は3段程の連段曲輪になっていて土塁が残ります。周囲は北潟湖に囲まれて堀の役割をしていて防御性を感じます。蓮如がこの地を退去して山科本願寺を造成する前段階の城郭寺院跡として見応えがありました。
<満足度>◆◆◇
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