波佐谷城は前身である松岡寺とセットで訪問したほうが良いでしょう。松岡寺跡も城の
郭として機能していたようで一部、土塁を残しているようです。
まずは北東の出丸から松岡寺に向かいます。遺構を確認した後は道標に従い本丸を目指します。
本丸は二段の構造になっていて、上段の郭の周囲にはわずかですが土塁が残ります。
松岡寺は蓮如の三子蓮綱兼祐の創建とされ、「三山の大坊主」の一つとされますが享禄4年(1531)
の錯乱で焼失。そのあと宇津呂丹波が城郭として築いたとあります。丹波は一揆方の武将の一人ですが
天正8年(1580)柴田勝家によって城は落とされ、丹波とその子、藤六の首は織田信長の下に運ばれました。
その後、波佐谷城には信長家臣、村上勝頼の一族の村上勝左衛門が入ったとされています。
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