きりやまじょう

切山城

石川県金沢市

別名 : 向山砦
旧国名 : 加賀

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造林作業道/オトシ坂を登って行く
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カズサン

加越国境の城・切山城東導入路周辺 (2024/04/20 訪問)

 加越国境の城・切山城大手登城路周辺からの続きです。

 現在の舗装された小原道から造林作業道/オトシ坂道を登って行くと案内解説板の有る所より手前約100~200m辺りから北の山手に最初は一条の横堀、次に二条の横堀が防御の横矢なのか現存して驚きと胸躍る、横堀は小原道を遮断する長い竪堀まで続き、南側の小山は出城陣城の様に横矢が十分掛かる様になっている、東の佐々方松根城からの攻撃を万全な構えで構築している。
 竪堀より西側の小原道北の平坦地は前田軍の兵舎、武者溜りの様子、馬出スロープ南、東下には国史切山城の解説板と石碑が立っている正式には「国史跡加越国境城跡群及び道 切山城跡」と表記されています。
 西が大手道なら東側は搦手道と言いうべきなのか?良く分かりませんが楽しく切山城の遺構防御施構築物を見る事が出来ますし、千田先生監修香川画伯の切山城想像俯瞰図を現地で体験できる事は至上の幸福感と感動が沸き上がる時間を私一人で味わった事はまたと無い貴重な体験探訪でした。

 長々と4編に渡ってご覧いただきありがとうございました。車で近くまで行けて大変登城しやすく整備されて有り難い城跡です。

 次は越中国西側を廻ります。

 

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カズサン

加越国境の城・切山城大手登城路周辺 (2024/04/20 訪問)

 加越国境の城・切山城馬出周辺の続きです。

 東側の馬出側スロープを登って攻略する事は過去の土塁登りで足首を捻挫した悲しい経験があり断念して小原道現在の造林作業道を西に約150~200m廻り込み、杉林の幹にピンクテープが巻きつけてある所から東に向かって緩いスロープを登って行く、ありがたい事にクマ笹が刈って有り道が判り有り難い、約40m登ると堀切が道を遮断、南側を通り尾根道に上がる、土橋の前がやや広い曲輪、土橋の左右は堀切竪堀、主郭の外桝形土塁が眼前に控えて見ごたえのあるポイント。主郭の西、北に広い主郭下曲輪が淡い林間木漏れ日で奇麗に見える。
 主郭編、馬出編より見所は少ないですが最初の堀切、土橋左右の堀切、竪堀が見所。

 加越国境の城・切山城東導入路につづきます。
  

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カズサン

加越国境の城・切山城馬出周辺 (2024/04/20 訪問)

 加越国境の城・切山城主郭周辺の続きです。

 切山城主郭東の虎口から土橋を通て馬出へ、土橋は南北に堀が有り、馬出の北には腰曲輪、東には馬出下曲輪、その東は緩い斜面で兵舎、武者溜り平地に成って小原道を遮断する竪堀、堀切に続いてる。

 切山城と松根城は加越国境を小原道沿い約3~4km程の距離で、天正12年(1584年)豊臣秀吉と織田信雄・徳川家康との抗争で切山城は豊臣方前田利家、松根城は織田・徳川方佐々成政と対峙し、加越国境付近には前田方と佐々方の城郭が数多く対峙する形で築かれた。その中で切山城と松根城が有名です。
 国史跡加越国境城跡群及び道・切山城跡の扱いとなっている。
 千田教授監修香川画伯作画の切山城想像俯瞰図を脳裏に浮かべて探索探訪するのは非常に楽しくリアルに体験した気分になる、しかも当日切山城内は私一人の独占状態、緑爽やか城日和でした。
 
 加越国境の城・切山城大手登城路周辺編に続きます。
 
 

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カズサン

加越国境の城・切山城主郭周辺 (2024/04/20 訪問)

 今回主目的の切山城、北陸路12番目で初登城、寺中御台場より東へ14.2km程です。12年前に佐々軍の松根城を訪ねて以来、前田軍が松根城に対峙した切山城。香川元太郎画伯作画、千田嘉博教授監修の切山城想像俯瞰図を以前より見ていましたので是非訪ねたいと思い続けた願いが叶いました。

 駐車場:無し、林道入口手前の幅広三角エリアに路駐2台は可能?(36°36'12"N 136°44'53"E h=80m)、国道304号線を金沢市宮野町イ辺りから小原道(舗装で整備されてる)に入り北に約1km程に〈造林作業道/オトシの坂道/幅員3m〉黄色い菱形表示番が立ってる。

 参考資料:城郭放浪記さん同縄張図、余湖図コレクションさん、千田先生香川画伯の想像俯瞰図、グーグルマップに依る。

 林道坂道を徒歩で城郭放浪記さんも車を路駐し徒歩なので、約400~500m登ると案内解説板の在る所へ到着、坂道は砂利道ですが以前はコンクリート舗装の痕跡有り、軽4トラック、軽4駆であれば問題無く坂道走行できます、駐車も案内板辺りに数台は可能。
 林道坂道の途中に横矢掛りのエリアが有り北山手に横堀長く伸びはじめ1条で西に入ると2条の横堀で竪堀で東西遮断、南側小山には横矢が掛る様な台地が有ります。
 
 案内板北、西奥にスロープが有り馬出東下に登れるようですが以前の土塁登りで足首捻挫した経験から更に旧小原道を西に200m程廻り尾根道から切山城に登る、杉林にピンクテープ巻かれてそれなりに理解、尾根道に堀切、土橋に左右に堀切。
 主郭へは土橋より正面に外枡形が付き北から入り東へ曲がり主郭の虎口へ、主郭北側下には広い郭が西から北へ廻っている、主郭は土塁が廻り、南側に出張る様に櫓台がある、主郭東に虎口が在り土橋を挟んで馬出曲輪に成っている。
 馬出の東下、北下には曲輪が在る、東の曲輪からはスロープ状で小原道北側の兵舎溜りへ続き東西を断ち切る竪堀に続く。

 先ずは主郭周辺の写真を投稿します。香川画伯、千田先生の想像俯瞰図を現地の切山城で体験し緊張と感動の登城です。
 次に馬出周辺へと続きます。
 
 

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 不破氏?
築城年 天正12年(1584)頃
主な城主 不破氏、前田氏
廃城年 天正13年(1585)
遺構 曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)、外枡形虎口、馬出
指定文化財 国史跡(加越国境城跡群および道)
再建造物 石碑、説明板
住所 石川県金沢市桐山町
問い合わせ先 金沢市埋蔵文化財センター
問い合わせ先電話番号 076-269-2451