郷柿沢館は室町時代に中新川一帯を領した土肥氏の一族の館であったとされています。土肥政繁が佐々成政に敗れた際に館の主・弥三五朗は出陣することなく帰農しました。石山合戦の後、松倉城主の子孫・椎名兵部を招いて西養寺を開山し、今に至るようです。
館跡は西養寺となり、周囲に水堀や土塁が残ります。
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2025/06/23 19:55
2022/08/29 07:13
2022夏の青春18キップ12日目:郷柿沢館 (2022/07/31 訪問)
弓庄城からの転戦です。西養寺門前空スペース(36.719080、137.367895)に駐車しました。
築城年代は定かではないようですが、土肥氏によって築かれたようです。
中世に中新川一帯に勢力を持った土肥氏の一族の居城で、城主は土肥孫十郎、土肥源太郎、土肥孫太郎、土肥弥太郎などの名が残っているようです。
土肥美作守政繁が佐々成政との戦いに敗れた際に、郷柿沢館城主は出陣することができず降伏して帰農しました。
その後、松倉城主椎名氏の子孫椎名兵部を招いて西養寺を開山し現在に至るそうです。
館跡には現在西養寺があります。
その周囲には土塁と濠(写真を撮るのを失念)が残っており、虎口は西側(山門があります)と南側に2か所ありました。
南側の2か所のうち、ひとつは車が通れるように幅が広げられており、土橋の脇にも倉庫もあったので、こちらは虎口ではないかもしれません。
攻城時間は10分くらいでした。次の攻城先=上梅沢館に向かいました。
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分類・構造 | 平城 |
---|---|
築城主 | 土肥氏 |
築城年 | 戦国時代 |
主な城主 | 土肥氏 |
遺構 | 曲輪、土塁、横堀(水堀) |
指定文化財 | 町史跡(中世豪族屋敷跡) |
再建造物 | 碑、説明板 |
住所 | 富山県中新川郡上市町郷柿沢(西養寺) |