川中島古戦場(長野県長野市)から転戦。丸馬出付近(36.561719、137.999793)に駐車しました。
築城年代は定かではないようですが、香坂氏によって築かれたと云われています。
滋野系香坂氏代々の居城でしたが、川中島合戦で上杉氏に通じたため、1561年(永禄4年)武田信玄によって香坂氏は誅され、その名跡は娘婿の春日弾正虎綱が継ぎました。
その後、深志城主馬場信房によって牧之島城は改修され馬場信房が城代となります。
1575年(天正3年)長篠合戦で馬場信房が討死すると、翌年にはその子馬場昌房が城将となり、上尾城主の平林正恒も在城しました。
1582年(天正10年)武田氏が滅亡すると、上杉景勝が牧之島城を奪い芋川親正を置いた守らせますが、1598年(慶長3年)上杉氏の会津転封により移っていきました。
1603年(慶長8年)松平忠輝が松代城主となると家老を置いて守られせますが、1615年(元和元年)の一国一城令によって廃城となりました。
丸馬出しや三日月堀など、武田流の築城跡が残っています。
遺構が見やすいよう整備されており、説明板も多いです。
小規模ながら素晴らしい史跡公園です。
攻城時間は20分くらいでした。次の攻城先=仁科城に向かいました。
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