【戸石城】
<駐車場他>砥石城跡駐車場・東麓にある陽泰寺にて御城印販売しています。
<交通手段>車
<見所>曲輪・堀切・主郭石積み跡
<感想>1泊2日上田の旅2城目。現地説明板によると砥石城は築城年代は不明だが、戦国時代に村上氏が小県方面に進出する拠点の城としていた。1550年武田晴信が大軍を率いて砥石城を攻めるが大敗させます「砥石崩れ」。1551年に真田幸隆は調略によって落城させ武田晴信より真田郷を与えられます。以降は真田氏の城となります。
城は南西にある米山城、そこから北東の尾根を登って砥石城(砥石曲輪)、砥石城から北へ山の鞍部曲輪から本城(主要部の曲輪群)、主郭北の堀切から山頂の枡形城(物見曲輪か?)の4つの曲輪群から構成されています。
麓の模擬城門櫓のある櫓跡から登城して山の鞍部尾根上に出ます。南西方向に登ったピークが米山城で上下段の曲輪があります。鞍部尾根に戻ってそこから北東方向に急峻な尾根を登りますが階段が付いているので体力次第で登れます。登ったピークが砥石城で周囲を高い切岸で囲んで南端の独立した出城といった感があります。砥石城から北が山の鞍部尾根曲輪になっていて本城(主要部)の南虎口曲輪になっていたようです。本城は一転し広大な段曲輪が広がり見応えがあります。また主郭の石積み跡が良く残されています。枡形城は主郭背後の大堀切をのぼったピークにあり物見がある小さな曲輪です。背後にミニ堀切を備え北東方向の真田氏館・真田氏本城が見渡せます。真田太平記や真田氏の歴史ドラマなどで頻繁に名が挙げられる城だったので行ってみたかった城の1つ。満足できるいい城跡でした。
<満足度>◆◆◇
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