標高366m,比高300m(公式)。本丸からは,西側一面に日本海,北側に柏崎刈羽原発を眺望できます。南側には柿崎城が見えるので,たぶん春日山城も見えていると思います(私が見つけられないだけ)。本丸下にはあきらかに人の手が介在していたと感じられる曲輪がありました。また,登城道のあちこちでは,天然の切岸や竪堀と感じられるところがあります。見とれていると,落ち葉で登山用のスティックも滑って,下山が非常に苦労しました。日当たりの良いところでは,スズメバチ1匹を発見。カエルも見かけたので,それをエサにするヘビもいると推察します。思うに,春や夏の登城は危険極まりないと感じました。
アクセスルートは,国道8号線沿いの聖ヶ鼻とJR米山駅のほぼほぼ中間地点に「旗持山登山口」があり,約1.8kmを1時間程度の登山。JR米山駅から本丸までは2時間でおつりがくるぐらい。風雨の時は滑落の危険が高まるので,慎重に天候の良い日をチョイスしてください。
旗持城は,北国街道沿いの御館と柏崎の中間に位置する天険地形。御館の乱の時には景勝側につき,その存在感を示しました。景勝側が春日山城,景虎側が御館で争っていた時,柏崎の琵琶島城,上条城,北条城は景虎側。旗持城主の佐野清左衛門は御館への人的往来や物資輸送を妨げ,景虎の鮫ヶ尾城敗走につなげました。
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