中野城は標高1020mの城山に築かれていました。甲斐源氏の秋山氏の城で秋山太郎光朝は平重盛の娘を妻にしていたとされます。やがてその存在を疎ましく思った源頼朝の指図で鎌倉勢に攻められ中野城で自刃したとされています。
北側の登城道から入っていきますが、入り口付近に大規模な堀切があり土橋がかかっています。中野城は標高1020m、比高520mとされていますが実際に登城道から登った時の比高は約160m程度で南側の虎口まではさほど苦労せずにたどり着きます。城域は南北に長く全長は200m程度です。南側の虎口から城域に入ると西側には土塁が残っています。そのまま尾根上を北上していきますが、なかなかの絶壁で落ちたら登ってくるのはほぼ不可能でしょう。気を付けて進みます。あちこち崩落していますが崩れっぷりが凄い。あまり近づかない方が身のためです。北側の行き止まり地点までいったら、無理をせずに戻ります。
尾根上に生えた樹木が眺望を妨げていますが一か所展望所になっている箇所があって、なかなかの眺望です。もちろん足元は危ないので足を滑らせないよう注意が必要です。
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