波木井城は富士川の西側の台地上に築かれています。大永元年(1521)今川方の武将・福島正成が甲斐の国に侵入した際に城主波木井義実は今川方に通じていたため武田信虎に当城にて殺されたとされています。城の北東、行き止まりに向かう道を進んでいくと城址碑と案内板があります。城を南から西に回り込んでいくと城内に続く道が分岐しています。入口は土塁に阻まれ開口部は狭いですが、これも遺構で土門と呼ばれています。貴重な遺構で傷つけるわけにはいきませんが、5ナンバーサイズの車であれば通行は可能です。その先が主郭で東に鉄塔の建っている一段高い場所があり、東下段に郭が配され民家が建っています。
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