城という漢字を分解すると「土」と「成」になります。城とは「土より成る」の言葉通り、土を盛り上げた施設のことだったのです。土を盛り上げた施設だと最もわかりやすい遺構が土塁です。従って、土塁の起源も縄文時代にまでさかのぼります。
城の土塁は、曲輪の周囲に設けられることが多く、内部へ敵が入ってくることを防ぐ目的がありました。土塁だけで曲輪を守っていたわけではありません。土塁の上には、柵とか塀といった施設が設けられ、より入りにくい構造にしていたのです。
こちらの記事は会員限定です。
城びと会員登録(無料)をすると
続きをお読みいただけます。