16世紀中ごろになると、室町将軍家の力は衰え、京都及び畿内周辺域では管領(かんれい)(将軍を補佐し内外の政治上の事務をまとめる役職のことです)の細川氏が力をふるうようになりました。だが、当初は細川氏に属していた三好氏が反抗し、畿内最高の権力者になっていきます。
細川氏は、幕府の管領職であるため、政権を運営することはおかしくありませんが、三好氏は細川氏の部下にしか過ぎません。本来なら政権運営どこではない三好長慶が、京周辺を制圧してしまったのです。
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