飛鳥時代(7世紀)を中心に、今にも戦争になりそうな朝鮮・唐との関係から、我が国(倭国)を守るために近畿から西側に築かれた山城のことをまとめて「古代山城」と呼んでいます。『日本書紀』などの官選史書(国が編集した公式の歴史の本)に名前が載っている山城を朝鮮式山城、載っていない山城を神籠石系(型・式)山城と呼びますが、構造的に大きな差はありません。
いずれの山城もその地域の中心の平野に接近した丘陵(なだらかな起伏や丘の続く地形)の上を選んで築かれていました。
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