【イベントレポート】お城がっこう 課外授業「理文先生と行く 小田原城ツアー」(神奈川)

2018年7月16日、「理文先生のお城がっこう」初めての課外授業、「理文先生と行く小田原城ツアー」が開催されました!講師は、加藤理文先生と諏訪間順先生。当日は、お城好きな小学生・中学生とその保護者の方、午前の部と午後の部あわせて、約80名の方にご参加いただきました。今回は、そのツアーの様子をレポートいたします!

小田原城、北条早雲像、
集合は北条早雲像の前。ツアーは午前の部と午後の部、2回開催!

当日は、小田原駅西口ロータリーにある、北条早雲像の前に集合。すっきりと晴れわたった空の下、続々と参加者が集まってきます。今回、保護者の方も1名まで自由参加でしたが、ほとんどの方が子ども達と一緒に参加されたため、なんと午前の部、午後の部とも40名の大ツアーに!

最初に、理文先生特製のワークシートと資料が配られます。子どもたち一人ひとり簡単な自己紹介を終えると、早速、理文先生から「なぜ北条早雲がこの地に来たのか」についての説明が。子どもも大人も、みんな真剣に先生の話しに耳を傾け、メモをとります。
 
小田原城、集合、城びとイベント
理文先生の丁寧な解説に、子どもも大人も興味津々

まずは戦国時代の小田原城を形成したエリアといわれる八幡山古郭・東曲輪を見学。八幡山遺構群ともよばれるこのエリアは、小高い丘稜上に広がります。階段がちょっぴりハードですが、登りきると視界が開け、威風堂々たる小田原城が目の前に登場。「さて、小田原城は何階建てに見えるかな?」先生が子どもたちに優しく問いかけます。「3階に見えるけど、実は4階です!」さすがお城好きな子どもたち、しっかり予習ができているようです!
 
小田原城、堀、ワッフル、形状
障子堀についての説明には、お菓子のワッフルが登場!

小田原城、八幡山古郭
八幡山古郭へ向かう階段。運動不足の大人にはちょっとキツイ?!

八幡山古郭,小田原城
八幡山古郭から望む小田原城。子どもたちだけでなく、保護者の方も熱心にメモや写真をとっていました

小田原城、城びと、イベント、フィールドワーク
理文先生からは「こういうところでこういう写真を撮影するようにすると、こういうことが比べられます」と、自分でお城を調べるフィールドワークのポイントや着眼点の説明も

次は、小峰曲輪を通り、箱根口門跡を目指します。三の丸小学校の西側に枡形の石垣と土塁が残り、当時の姿を偲ばせています。途中で、水分補給とトイレ休憩をはさみながら、いよいよ城内へ。馬出門へ近づくと、天守閣に近づいているのが実感できるのか、ちょっぴり歩き疲れていた子どもたちのテンションが急に上がってきました。
 
小田原城、城びと、イベント、説明
門を入るとどこから攻撃されるのかの説明が。「ここでどの位生き残れると思う?」の先生の問いに、子どもたちからは「半分も生き残れないよ」の声が!

門をくぐると、先生から白壁にある四角や三角の小窓についての説明が。「あの子窓は狭間というもので、あそこから覗いて鉄砲で敵を狙ったんだよ」「四角と三角どうして形が違うの?」「四角が弓矢用、三角が鉄砲用になってるよ」好奇心旺盛な子どもたちと、先生の会話が楽しく続きます。

つづいて崩れた石垣を見学。元禄地震で一部が崩れ、のちの関東大震災でズルッとすべり落ちるようにして崩壊。こんな重い石垣を動かしてしまうなんて、地震の脅威を感じずにはいられません。

小田原城、本丸、石垣
本丸の石垣が崩れ落ちた状態のまま残る。復興された天守閣とはうらはらに、ここは時が止まっているかのよう

小田原城、空堀、加藤理文先生、イベント、城びと
小田原城内に残る空堀。先生の説明にメモを取る子どもたち

そしていよいよ常盤門をくぐり、白亜の天守閣とご対面。「うわ〜すごいね!」風格ある佇まいに、子どもも大人もテンションマックス!

小田原城、天守閣
難攻不落の城とよばれた小田原城。真っ白な天守閣が青空に映える

ここでいったん理文先生とお別れし、小田原城天守閣の館長の諏訪間先生にバトンタッチ。外の暑さとは一転して、エアコンのきいた涼しい天守閣内で、諏訪間先生の熱い説明が始まリます。江戸時代の小田原城の模型や、今にも動き出しそうな甲冑や刀剣など、リアルな展示に子どもたちも釘付け。

小田原城、天守閣内、絵図、模型、資料
天守閣内で、絵図や模型、映像などの資料で小田原城について学ぶ子どもたち

壁面に描かれた、日本の高いお城TOP10を食い入るように見つめる子や、諏訪間先生にぴったりくっつき質問し続ける子など、「歴史やお城が好き」というのがとても伝わってきました。初めて会ったばかりなのに、「お城」や「歴史」を共通の話題に、すぐ仲良くなっている子たちも。

そして、天守閣のクライマックスは、5階の展望デッキ。デッキをくるりと一周しながら、「あっ!あれがさっき行った八幡山古郭だね!」嬉しそうに親子でうなづきあう姿がなんとも微笑ましい!

小田原城、八幡山古郭、相模湾、天守閣
天守閣から望む八幡山古郭。南側からは相模湾も眺められ眺望抜群です。城主になった気分で眼下を眺めましょう

3時間にわたるツアーもいよいよ終了。最後は参加した子ども達全員に、理文先生から修了証書が授与されます。実際目で見ながら、理文先生の分かりやすい説明を聞くという貴重な経験をし、どの子も満足気な表情を浮かべていました。

参加者からは、こんな嬉しい声も上がっています。「普段なかなか見ることのできない、曲輪などが見られてよかった。またぜひ参加したいです」(小5女の子のママ)「戦国武将に興味を持ったのがきっかけで、お城も好きになりました。天守閣内の展示がよかった」(小4男の子)「歴史やお城の説明ってなかなか自分ではできないので、興味を持ってくれたらいいなと思って参加を決めました。先生の説明が分かりやすくてよかった」(小4男の子のママ)「時代によりお城の役割が変わり、お城が移築されている事を初めて知りました。大人でも楽しめる内容でした」(小1男の子のパパ)
 
小田原城、城びとイベント
ちょっぴりはにかみながら、嬉しそうに証書を受けとる子どもたち

小田原城、城びと、イベント、集合写真、加藤理文先生、諏訪間先生
理文先生、諏訪間先生と記念撮影。3時間のツアーお疲れ様でした!

リアルなお城の雰囲気を肌で感じながら、理文先生と一緒に回るツアーは、図鑑や教科書からでは得られない深い学びがありました。8月11日も同ツアーが開催され現在参加者募集中です!お子さんの知的好奇心を育む小田原城ツアー、夏休みの思い出にぜひ参加してみませんか?

※当日の天候によって、コースを変更する可能性がございます。

執筆/城びと編集部(高橋保子)

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