江戸城のすべて(萩原さちこ) 3将軍の江戸城築城(3) 徳川家光の城づくり

元和9年(1623)7月に将軍宣下を受け、徳川家光は3代将軍を継承。江戸城の築城工事も家光に受け継がれました。
家光の築城工事は、寛永元年(1624)4月からの2代・秀忠のための西の丸御殿の改造にはじまり、寛永5年(1628)に起きた地震被害による西の丸修築、雉子橋から数寄屋橋にかけての石垣修繕と濠の浚渫、寛永12年(1635)の二の丸拡張、寛永13年(1636)の外郭修築、寛永14年(1637)の本丸御殿と天守台の改造などです。寛永13年の外濠普請で江戸城西方の台地を郭内に取り込む大工事が完了し、江戸城は一応の完成をみました。

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